映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
映画「旅するジーンズと16歳の夏」


左からカルメン、ティビー、レナ、ブリジット、
2005 米 118分 監督 ケン・クワピス 出演 アンバー・タンブリン アメリカ・フェレーラ ブレイク・ライヴリー アレクシス・ブレーデル
原題 THE SISTERHOOD OF THE TRAVERING PANTS ヴィデオで鑑賞
4人の少女はメリーランド州ベセスダの同じマタニティスクール(妊婦学級)で母親同士が知り合い、誕生も前後して一週間以内だったので、ずっと仲良く育ってきた。16歳の夏休みにギリシャ、メキシコ、サウスカロライナなど各地に旅立つ4人をつなぐのが、一枚の中古ジーンズで、不思議と皆にぴったり合う。
ブリジット(ブレイク・ライヴリー)とレナ(アレクシス・ブレーデル)は従来の青春映画や小説にも出るタイプなので分りやすい。特にレナは日本人に好かれそうな内気な美人型だが、浅黒いカルメン(アメリカ・フェレーラ)とティビー(アンバー・タンブリン)はシビアな問題を抱えており、顔も感じがよく似ていて、しばしば混同した。明らかに体型も髪型も違っているのに?(どうやら顔の見分けがつかない脳の欠陥があるらしい)アンバー・タンブリンは「ウェストサイド物語」のラス・タンブリンの娘だそうで、そういえば面影がある。またカルメンはプエルトリコ出身と言うのも「ウェストサイド物語」そのままだ。
よくある青春映画を想像しがちだが、温かくきめ細かにそれぞれの人生の問題が描かれていて、見て決して損はない。原題の「シスターフッド」ということばの重みとか、ジーンズが、特に思春期の、女性に持つ大きな意味が、改めて甦ってくるのである。星3.5。
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