映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
カレンダー
2024年12月 | ||||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | ||
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | ||
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | ||
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | ||
29 | 30 | 31 | ||||||
|
過去の記事
カテゴリ
本(215) |
演劇(7) |
日記から(237) |
心の傾斜(10) |
健康・医療(22) |
美術展(20) |
動植物(37) |
ことば(22) |
詩(34) |
寸景(18) |
松江(57) |
味覚(8) |
旅(30) |
義母の周辺(14) |
課題作文(46) |
プロフィール(1) |
雑(145) |
昔の文章(14) |
映画記事一覧(0) |
投稿(6) |
映画 ア行(115) |
映画 カ行(92) |
映画 サ行(98) |
映画 タ行(61) |
映画 ナ行(32) |
映画 ハ行(81) |
映画 マ行(49) |
映画 ヤラワ行(45) |
映画館(9) |
映画関係(49) |
最新の投稿
最新のコメント
Bianca/【詩】討匪行 |
123456789wft/【詩】討匪行 |
George/「国際学連の歌」「東京ー北京」 |
Bianca/「国際学連の歌」「東京ー北京」 |
George/「国際学連の歌」「東京ー北京」 |
George/「国際学連の歌」「東京ー北京」 |
Bianca/3回目ワクチン接種 |
さつまのぎく/3回目ワクチン接種 |
Bianca/寿々姫句集「地球と肉球と」 |
jt2021/寿々姫句集「地球と肉球と」 |
最新のトラックバック
ブックマーク
プロフィール
goo ID | |
utukusiinatu |
|
性別 | |
都道府県 | |
自己紹介 | |
宮崎・鹿児島・大阪・東京・大阪・松江を経て横浜在住の77歳。映画・読書・散歩の日々 |
検索
URLをメールで送信する | |
(for PC & MOBILE) |
【本】無言館ものがたり
2009年10月27日 / 本
著者 窪島誠一郎 1998年講談社発行
県図書館のジュニアコーナーで発見、館内で読了。
長野県上田市にある戦没画学生の美術館「無言館」「信濃デッサン館」
の館長である著者が、同館の創設のいきさつと、個々の絵と画家を語っている。
関西で展覧会に行った人から絵葉書を貰ったりこともある。
一読、何という純粋な思いやりと、繊細な感受性の人だろうと、帰り道、感動をかみ締めながら家に急いだ。それにしても、中学卒の学歴で、靴磨きの両親を持つかれが、こういう文化的事業に邁進している秘密はと、ネット検索してみたら、
彼の実父は水上勉だとか、他にもこの本では触れてないエピソードを多々発見。
窪島氏は、やはり作家の血を引いている。巧みな文章力だし、泣かせるツボを知っている。感動のあまり心が引裂かれそうだったが、検索したお蔭で解放された。善良で純粋な人に出会うと私は苦痛を覚え、不純な利己的な人に会うとリラックスする。だって、人間は殆ど例外なく後者だろうから。
県図書館のジュニアコーナーで発見、館内で読了。
長野県上田市にある戦没画学生の美術館「無言館」「信濃デッサン館」
の館長である著者が、同館の創設のいきさつと、個々の絵と画家を語っている。
関西で展覧会に行った人から絵葉書を貰ったりこともある。
一読、何という純粋な思いやりと、繊細な感受性の人だろうと、帰り道、感動をかみ締めながら家に急いだ。それにしても、中学卒の学歴で、靴磨きの両親を持つかれが、こういう文化的事業に邁進している秘密はと、ネット検索してみたら、
彼の実父は水上勉だとか、他にもこの本では触れてないエピソードを多々発見。
窪島氏は、やはり作家の血を引いている。巧みな文章力だし、泣かせるツボを知っている。感動のあまり心が引裂かれそうだったが、検索したお蔭で解放された。善良で純粋な人に出会うと私は苦痛を覚え、不純な利己的な人に会うとリラックスする。だって、人間は殆ど例外なく後者だろうから。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
« 【映画】泥だ... | 【映画】雨月物語 » |
目元にシャイな感じを持った青年という印象でしたが
最近雑誌、テレビなどで観る窪島氏は別人のように風格を増し、怖いくらいの風貌になっていました。
〔泣かせるツボ〕〔巧みな文章〕は血筋?とも思いますが父上より繊細な文体に私は感じました。どちらも数冊しか読んでいませんが。。。
わたし水上勉氏の小説は苦手なんです。自分の不幸さを押し売りしているように感じ、読んでいて、苦しくてたまらなくなります。ところがご本人の生き方は結構自由奔放で、3度も結婚したりしてるんですよね。その結果が窪島氏。窪島氏の文章も、嘘ではないけど、読者の同情を引きそうな要素を上手に選んで書いていて、まずい部分は絶対に書かない。いずれバレるのに。それって少しセールスマン的じゃありません?
無言館の絵は、学生らしくそう上手とは思えませんが、50年の間、大切に保存していた遺族の思い、学業半ばで駆り出された彼らの無念、家族への愛など、窪島さんの解説でよく分りました。絵は心で見るべきものだと思いましたね。