映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
映画「太陽の墓場」

佐々木功と炎加世子
佐々木功と津川雅彦
1960 松竹 87分 監督 大島渚 脚本 石堂淑朗 出演 炎加世子 佐々木功 津川雅彦 川津裕介 伴淳三郎 北林谷栄 小松方正 渡辺文雄 佐藤慶 小池朝雄 浜村純 戸浦六宏 田中邦衛 左卜全 小澤榮太郎
この作品は初めてだ。大島作品はかなり見ているのだが。
今はあいりん地区と呼ばれる大阪・釜ヶ崎で、暴力団と愚連隊がしのぎをけずっている。浮浪者、日雇労務者の売血シーン、ホルモン焼き、売春と国籍の売買、襲撃されるアベック、死はすぐそこに転がっており……
炎佳代子は初めて見たが、19歳の鮮烈なおとこ前?ぶりに圧倒された。
額に垂れかかる髪が色っぽい佐々木功と筋骨たくましい津川雅彦の同性愛的ニュアンス。
この二人に限らず、大島映画で「好き」とは一緒に死にたいということで、カッとなると死ぬのも殺すのも躊躇しないという人物が続出。今はすたれたが、あの時代流行った「エロスとタナトス」と言う言葉が浮かんでくる。そういえば松江には「リビドー」という洋菓子屋がある。いつか店名の由来を聞いてみたいもの。
大島組の常連の面々がそれぞれ楽しそうに悪い奴を演じており、北林谷栄が老婆じゃなく49歳という実年齢に近い役を演じているのは見もの。
通天閣を舞台にした映画やドラマは
「背徳のメス」1961野村芳太郎
「王将」1948 伊藤大輔
「ふたりっ子」1996 NHK
「野良猫」1958 木村恵吾
など沢山あるが、この作品は同じ関西人(大島は京都出身)にしてはあまりにも異様な世界を作り上げた感じで、通算15年ほど大阪で暮した私にとっては、その優越的な視線が気になる。
大島渚作品
→「少年」12-12-9
通天閣
→「野良猫」6-10-17
川津裕介
→「つむじ風」14-2-17
北林谷栄
→「鍵」7-2-5
小澤榮太郎
→「女」14-3-9
津川雅彦
→「山椒大夫」9-10-31
→「人間魚雷出撃す」14-2-3
佐藤慶と戸浦六宏
→「真田真風録」6-11-10
→「暴動・島根刑務所」12-7-5
渡辺文雄
→「少年」 12-12-9
→「八月の濡れた砂」11-10-24
私が見た主な大島作品と制作年 劇場で見た場所と年。空白はTV/ビデオによる
「愛と希望の町」1959 …大阪(1967)東京(1972)
「日本の夜と霧」1960 …大阪(1967)東京(1972)
「青春残酷物語」1960 …大阪(1967)東京(1972)
「ユンボギの日記」1965 …大阪(1967)渋谷パルコ3(1993)
「白昼の通り魔」1966 …大阪(1967)
「日本春歌考」1967 …大阪 (1967)
「帰ってきたヨッパライ」1968 …博多(1968)大井武蔵野(1995)
「新宿泥棒日記」1969 …大阪梅田(1969)
「少年」1969 …松江(2012)
「東京戦争戦後秘話」1970
「夏の妹」1972 …池袋文芸坐2(1993)
「愛のコリーダ」1976 …高田馬場(1985)
「愛の亡霊」1978 …ローマ(1979夏)
「戦場のメリークリスマス」1983 …三鷹文化(1983)
「マックス・モン・アムール」1986 …池袋文芸地下(1987)
「御法度」1999

1960 松竹 87分 監督 大島渚 脚本 石堂淑朗 出演 炎加世子 佐々木功 津川雅彦 川津裕介 伴淳三郎 北林谷栄 小松方正 渡辺文雄 佐藤慶 小池朝雄 浜村純 戸浦六宏 田中邦衛 左卜全 小澤榮太郎
この作品は初めてだ。大島作品はかなり見ているのだが。
今はあいりん地区と呼ばれる大阪・釜ヶ崎で、暴力団と愚連隊がしのぎをけずっている。浮浪者、日雇労務者の売血シーン、ホルモン焼き、売春と国籍の売買、襲撃されるアベック、死はすぐそこに転がっており……
炎佳代子は初めて見たが、19歳の鮮烈なおとこ前?ぶりに圧倒された。
額に垂れかかる髪が色っぽい佐々木功と筋骨たくましい津川雅彦の同性愛的ニュアンス。
この二人に限らず、大島映画で「好き」とは一緒に死にたいということで、カッとなると死ぬのも殺すのも躊躇しないという人物が続出。今はすたれたが、あの時代流行った「エロスとタナトス」と言う言葉が浮かんでくる。そういえば松江には「リビドー」という洋菓子屋がある。いつか店名の由来を聞いてみたいもの。
大島組の常連の面々がそれぞれ楽しそうに悪い奴を演じており、北林谷栄が老婆じゃなく49歳という実年齢に近い役を演じているのは見もの。
通天閣を舞台にした映画やドラマは
「背徳のメス」1961野村芳太郎
「王将」1948 伊藤大輔
「ふたりっ子」1996 NHK
「野良猫」1958 木村恵吾
など沢山あるが、この作品は同じ関西人(大島は京都出身)にしてはあまりにも異様な世界を作り上げた感じで、通算15年ほど大阪で暮した私にとっては、その優越的な視線が気になる。
大島渚作品
→「少年」12-12-9
通天閣
→「野良猫」6-10-17
川津裕介
→「つむじ風」14-2-17
北林谷栄
→「鍵」7-2-5
小澤榮太郎
→「女」14-3-9
津川雅彦
→「山椒大夫」9-10-31
→「人間魚雷出撃す」14-2-3
佐藤慶と戸浦六宏
→「真田真風録」6-11-10
→「暴動・島根刑務所」12-7-5
渡辺文雄
→「少年」 12-12-9
→「八月の濡れた砂」11-10-24
私が見た主な大島作品と制作年 劇場で見た場所と年。空白はTV/ビデオによる
「愛と希望の町」1959 …大阪(1967)東京(1972)
「日本の夜と霧」1960 …大阪(1967)東京(1972)
「青春残酷物語」1960 …大阪(1967)東京(1972)
「ユンボギの日記」1965 …大阪(1967)渋谷パルコ3(1993)
「白昼の通り魔」1966 …大阪(1967)
「日本春歌考」1967 …大阪 (1967)
「帰ってきたヨッパライ」1968 …博多(1968)大井武蔵野(1995)
「新宿泥棒日記」1969 …大阪梅田(1969)
「少年」1969 …松江(2012)
「東京戦争戦後秘話」1970
「夏の妹」1972 …池袋文芸坐2(1993)
「愛のコリーダ」1976 …高田馬場(1985)
「愛の亡霊」1978 …ローマ(1979夏)
「戦場のメリークリスマス」1983 …三鷹文化(1983)
「マックス・モン・アムール」1986 …池袋文芸地下(1987)
「御法度」1999
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 映画「野火」 | 映画「黒い画... » |
コメント |
コメントはありません。 |
![]() |
コメントを投稿する |