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【映画】原爆下のアメリカ

1952 米 73分 レンタルDVD 原題 INVASION U.S.A. 監督 アルフレッド・E・グリーン 出演 ジェラルド・モア ペギー・キャッスル

赤狩り時代の空想的反共宣伝映画。映画としてはお粗末だが、当時のアメリカ人がなにを考えていたかを知る参考にはなる。

NYのバーで飲んでいる人々はTVニュースを見ながら、政府の国防政策を批判している。すると臨時ニュース、突如ソ連(とは名指ししないが)が攻め入った。その内ボンボン原爆を落としだす。計30発!お返しに、米側はその3倍落すと宣言。しかもその間、まだのんびりとバーでカクテルなどを飲んでいる。内地で戦争した経験の久しくない国らしいシナリオだ。日本人から見たら信じられない。
第一、原爆の恐ろしさ、その破壊力と後世への影響力を知らないで、ただの大型爆弾だと勘違いしているのでは。

この映画は、皆、国防に協力しましょうと言うプロパガンダ以外のなにものでもない。以前、アラスカに宇宙人が攻め入るというSF映画(遊星よりの物体X、1951)を見たことがあったが、あの頃の米国人はむやみに北からの敵を恐れていたのだなあ。

→「父と暮らせば」10-8-5
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
神様 (bakeneko)
2019-09-01 00:32:55
臆病なアメリカ人というのは有名な話.
アメリカは銃社会だけど、黒人の銃の所持は禁止されていました.

それはさておき、
朝鮮戦争の時、マッカーサーは『原爆を50個落せば、戦争は10日で終わる』と言って、中国領内に対する原爆投下を主張しました.
核戦争、第三次世界大戦を怖れたトルーマンは、すぐにマッカーサーを解任したのですが、当時の日本人はマッカーサーを神様だと思っていました.
あなたが言う『日本人から見たら信じられない』人間を神様だと思っていた、情けない話です.
 
 
 
Unknown (Bianca)
2019-09-01 00:54:03
bakenekoさん

あなたはsunaoniさんではありませんか?
 
 
 
Unknown (bakeneko)
2019-09-05 20:59:35
そうです.
お暇が有りましたら、お寄りください.
 
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