映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
映画「単騎、千里を走る」
2005 中国 109分 DVD鑑賞 監督 張芸謀(チャン・イーモウ)降旗康男 出演 高倉健 寺島しのぶ 中井貴一
チャンイーモウ(張芸謀)が74歳高倉健を主役に撮った映画。
チャンイーモウと高倉健、20歳違いだが、ごつごつして男っぽい顔はどこか似ている。
文化大革命の後、中国で最初に上映された外国映画「君よ憤怒の川をわたれ」を中国人は熱狂的に受け入れたとのことだ。26歳のチャンイーモウも強い印象を受け、それ以来、高倉健が彼のアイドルになったらしい。
中国・雲南省の奥地の大自然を背景に素人を使って撮った。
標題は三国志の中にある関羽の故事でその芝居の撮影のため高倉健は息子の代わりに中国に行き、色々あって行きがかり上、へき地にいる俳優の息子を探す。
どうも脚本は中国で書かれたらしく、嫁(寺島しのぶ)と舅(高倉健)のやり取りがぎこちない。息子が危篤だと田舎から呼び寄せたのに、病院の廊下に待たせておいて、「会わないよ」と息子が怒鳴る声を聞かせるのはないだろう。もう少しさりげない対応が日本の人付合いだと思うが。
子役が可愛らしいとか、男性通訳の好人物らしさが良い、との声が高いが、どんなものか。中が出席する大宴会も絵としては良いが、実際やられたら本人は辟易だろうと、経験上思う。
ただ石林の中で一夜子供と明かすシーンはよろしい。(その際の下ネタはいただけない。)
健さんがその年齢でカメラや携帯電話を使いこなすのに驚きの声が上がっている。旅行者としての高倉健の素顔をのぞかせており、微笑ましかった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 映画「新幹線... | 映画「ベイマ... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |