マリの朗読と作詞作曲

古典や小説などの朗読と自作曲を紹介するブログです。
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蛇(夏目漱石)朗読MARI

2022年08月31日 | 随筆・紀行文の朗読

蛇(夏目漱石) 朗読

 

子供時代に叔父さんと遭遇した

ちょっと不思議な話。

 

[永日小品]より

 

蛇(夏目漱石)朗読MARI

 


秋田街道(宮沢賢治)朗読

2022年08月20日 | 随筆・紀行文の朗読

秋田街道  宮沢賢治

 

どういう成り行きからか、

知り合いたちと夜中に

盛岡から雫石まで歩き出し、

朝になって帰るだけの話。

 

そのとりとめない展開には

賢治の孤独と寂しさが明滅する。

 

秋田街道

 

↓ 宮沢賢治のほかの作品はこちら

ざしき童子のはなし

雨にも負けず

 


どんぐり(岡本綺堂)

2022年08月03日 | 随筆・紀行文の朗読

 

どんぐり(岡本綺堂)

江戸時代からの旗本屋敷の黒板塀。

塀の中には樫の木の大木が並び

その枝を横町に張り出していた。

横町は子供たちの格好の遊び場であった。

 

「綺堂むかし語り」より

 

どんぐり(岡本綺堂)

。岡本綺堂については こちら


心太・天狗(岡本綺堂)

2022年03月08日 | 随筆・紀行文の朗読

 

1.心太  岡本綺堂

川越の喜多院に桜を観る。

ひとえはもう盛りを過ぎた。

紫衣の僧は

落花の雪を袖に払いつつ行く・・・(後略)

 

 

掛茶屋で心太をすする作者。

あたりは一面の花吹雪・・・

 

 

 

2.天狗

   

亥子(いのこ)の祭り

広島などで11月に行われる祭り。

これが書かれた明治の終わりごろは、

子供が天狗に扮したようである。

     

 

心太・天狗(岡本綺堂)

 

 

岡本綺堂(1872年~1939年)は東京生まれの

新歌舞伎の劇作家、小説家。

修善寺物語、番町皿屋敷、半七捕物帳

などが代表作。

 


おにぎりの味 (中谷宇吉郎)

2022年02月19日 | 随筆・紀行文の朗読

 

明治33年生まれの著者が

昭和31年に書いた子供時代の思い出。

 

おにぎりの味) (中谷宇吉郎)

 

そういえば、

わたしの小学校入学前後までは、

母がガスコンロの上に釜を載せて

ご飯を炊いていた。

炊けるにつれ、

分厚い木の蓋の縁からは

白いあぶくがブクブクとわき出し、

それがカサカサと乾いた膜になるころに

ご飯が炊き上がった。

 

 

中谷宇吉郎{1900年~1962年}は

石川県加賀市生まれの物理学者、随筆家。

東京大学理学部卒業後、

理化学研究所で寺田寅彦に師事。

北海道大学理学部教授となり、

雪氷研究で優れた業績を残した。

また、科学などについての随筆も

たくさん著している。

 

 

 

  著作権の豆知識

著作権で保護されている作品の朗読を

ネットにアップするのは、違法になる。

日本における著作権の保護期間は、

2018年12月30日までは

著者の没後50年であった。

2019年から没後70年に改正されたが、

それ以前に保護期間が

切れているものについては

延長されない。