鹿 三好達治作
夕暮れの峠道を、
鹿が狩の獲物となって
猟師に担がれてくる。
誰かと一緒にいて
不意に、
とても淋しくなるときが・・・。
鹿(三好達治)
三好達治(1900年~1964年)は
大阪市出身の詩人、翻訳家、文芸評論家。
「測量船」「駱駝のこぶにまたがって」
などの詩集を発表。
雪 三好達治
太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。
「鹿」も「雪」も
詩集「測量船」に収録。
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