フランス料理とケーキの店 キュイエール・ダルジャン便り

信州の食材を豊富に使ったお料理やケーキのお店の情報を、お伝えします。また、日々のまかないも書いています。

オーブンの事

2017年03月26日 | キュイエール・ダルジャンの裏話
キュイエール・ダルジャンのオーブンはほぼ骨董品(?)

 ケーキ屋に必須のオーブン。キュイエール・ダルジャンのものは、なんていったって昭和製。勿論アナログ。




 
 先日調子が悪くなり、とうとう2段あるオーブンの下の段が使えなくなってしまいました。焼き菓子は何とか1段でも焼けたのですが、困ったのがマカロン。二つのオーブンを温度を変えて使うので、どうしても焼くことが出来ません。あちこに問い合わせたのですが松本には修理出来るところがなく、このオーブンを作ってくれたところに連絡して東京からわざわざ修理しに来て貰う事となりました。

 ”あずさ”で来たのは、修理道具をリュックサックに入れたおじさん。さすがプロ。あっという間に直してくれました。治るか心配だったのです、という私の問いに、”こちらが作ったのだから最後まで面倒見させて貰います”とのおじさんの答え、本当にしびれました。素敵ですよね!

こんな風に物事に取り組んで行けたらなーと思いました。

新品で買ったコンベクションオーブンは(デジタル、当時最新でした)一昨年壊れて修理不能になりましたが、私の昭和骨董品オーブンは、がんばって今も働いています。焼きムラがあってなかなか使い方が難しいのですが大事に大事に使い続けようと思っています。

という訳で、やっとマカロンが出来ました!


ハロウィン‼️

2016年10月09日 | キュイエール・ダルジャンの裏話
すっかりお店はハロウィンと秋色‼️

お店にはハロウィンのフェルトバッグがいっぱい‼️



このフェルトバッグ達、みんなあまり数はありません。売れたらおしまい、というものばかり。

見ると可愛くなってあれもこれも欲しくなるので、いつもお願いして半端数でも売って貰えるものを買っています。業者さんの営業の人が本当にいい方なのです‼️

色々な入れ物見ているだけで、なんだかワクワクしますね。



たとえばこのリス。カバンから半身を乗り出している感じが、なんだか力が抜ける感じ。

見ているうちに愛着が湧いて来ます‼️見にいらして下さい。


キュイエール・ダルジャンの裏話 

2012年01月16日 | キュイエール・ダルジャンの裏話
幻(?)のケーキその2

よくお客さんから幻のケーキと言われるのが ラ・シャテーニュ

  

以前にも秋のケーキとして載せましたが、このケーキ、作るのに手がかかるためあまり出しません。このケーキを目当てにいらして下さる方が秋になると結構多いのですが、出してすぐなくなることが多いため、幻のケーキになっています。

ラム酒とコニャックがかなり利いていますので、大人向け。コニャックはオタールのVSOP。お酒が好きな方には、ケーキに使うより飲んだほうがいいのにと思われそう。相当贅沢かもしれません。そして素材の味や特徴がしっかり現れるようなケーキが好きなので、フランスのマロンペーストや栗をたっぷり使っています。いい材料を使うことはケーキにとってとても大切なことです。



キュイエール・ダルジャンの裏話

2012年01月15日 | キュイエール・ダルジャンの裏話
キュイエール・ダルジャンのちょっとした裏話を時々書いていきたいと思います。

幻のケーキ

キュイエール・ダルジャンのケーキは季節によってかなり変わります。
定番でいつも出ているケーキは3種類くらい。後は作る人間の気分と季節によって変わります。

そんな中でも、2~3ヶ月で消えてしまったケーキ、思い出したときしか出さないケーキが幻のケーキとしていくつかあります。そのうちの一つ、カラメル。
  

忘れたころにお客さんに聞かれて、そういえばそんなケーキがあった、と思い出して作ります。でもいつの間にか作るのを忘れてしまう・・・。

カラメルはその代表格。個人的にはとても気に入っているケーキです。
カラメルはとても好きです。ナッツにもチョコレートにもクリームにもフルーツにも合う材料。すきなのですが、一歩間違えると妙な味わいになってしまいますし、焦がし具合がなかなか難しい。このカラメルはカラメルらしいケーキといえるかも知れません。かなりラム酒が利いています。

またいつかお客さんに聞かれるまでは、多分作りません。

1月15日のまかない

シーフードカレーのスパゲティー

 また写真を撮らずに食べてしまいました。帆立と海老がどっさりのカレーのかかったスパゲティー。松本一本ねぎも入っていました。

キュイエール・ダルジャンの帆立は、もちろん生の帆立。ボイルした帆立は使いません。そしてこのカレーの帆立は、最後に加えているらしく、半生です。(海老もぎりぎりの火の通し方で、ぷりぷりしています)

帆立は生よりほんの僅かに火がはいっているものが好きです。そのほうが香りもありますし味も凝縮感がある、その上帆立特有のねっちょり感と甘みが残っていますし。帆立が入っているとそれだけですっかり嬉しくなって、贅沢気分です。そして嬉しさのあまり写真を撮り忘れる・・・

キュイエール・ダルジャン

営業時間 AM10時~PM9時 定休日  月曜日