角ちゃんのかくかくしかじか

社会教育・福祉の現場で学ばせて頂いたご恩を皆さんにお返しします

生石のバドミントン事情

2010年03月09日 | 公民館
生石地区でさかんなスポーツの一つが、バドミントンです。
分館対抗戦が、38年間続いていました。
昨日、この伝統に一旦幕を下ろすことが決まりました。
たいへん残念ですが、これも時代の流れかと感慨にふけりました。

私が初めて「生石地区バドミントン大会」に出場したのが28年前(当時23歳)のことです。
ご近所の方が、分館スポレクのお世話をされており、人数が足りないので若い私に要請があったのだと思います。
にわか仕立てのチームで、経験者もいないうえに、練習も屋外のバレーコートにネットを張っての一夜漬けのようなことで、当然ながら予選負け。
こうした状況が2年続き、あまりの悔しさから、体育館を借りて年間通して週2回、練習するようになりました。
コーチも垣生にお住まいの方にお願いし、素振りから再スタートを切りました。
その結果、対抗戦では成績も徐々に上がり、ついには15年間連続優勝を成し遂げました。しかし、世代交代の準備をしていた分館に追いつかれ、抜かれてしまいました。

優勝を続けていた時、大事なことが抜けていたことに気がつきませんでした。
それは、後継者をつくることです。
みんな等しく1年づつ老いていきます。
これは、ほとんどの分館チームが同様です。
チームが消滅してしまった分館もあります。
やがて、参加チームが減っていき、存続そのものが議論されるようになりました。
なんとか、各チームの主体的な活動を公民館が支援する形で続けていけないか模索してきましたが・・・

バドミントンのような専門性が求められるスポーツが、地域の活性化に繋がることは難しいのかもしれません。
今の時代、特にそう感じます。

公民館の使命は、社会教育を通じて地域の活性化を図ること、またその人をつくること。
残念ながら、これまで続けてきたバドミントンには、そのことが伝わっていなかったように思います。
今年度、存続の議論をやりながら、一方では地域活動の在り方を説いてきました。
昨日の話し合いでは、バドミントンの中止は決めましたが、終わった後のみんなの顔は清々しかったように思います。
公民館の意思をご理解いただいたように思います。

物事は、いつかは終わりがくるものです。
「終わり方」は大事なんだなぁと改めて感じました。
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生石いきいき教室

2010年03月09日 | 社会教育
コーディネーターさんの体調がよくありません。
つい最近、わたしと同じ状態に陥ってしまいました。
「大丈夫かな」かと、いきいき教室を訪ねてみました。

火曜日のいきいき教室は、「放課後子ども教室事業の原点」だと思っています。
「自由遊び」と呼んでいますが、子どもたちに安心安全な場所と時間を提供し、大人は見守るだけです。
仲間や大人と遊ぶ子どももいますし、宿題に精を出す子どももいます。
さまざまなメニューを用意するのも一つの方法ですが、選ぶのは子ども。
遊びの中で、主体性が育っていく「仕掛け」でありたいと思います。

ぎっくり腰は、伝染するのでしょうか・・・
お大事に
コメント (1)
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