○特集俳句0122・酒呑俳句01=昼酒・宇佐美魚目・2013-03-29
○「昼の酒蓬は丈をのばしけり」『紅爐抄(1985)』(宇佐美魚目01)
○季語(蓬・春)
【鑑賞】:すでに蓬は山菜としての時期を過ぎ、丈を伸ばしています。野に遊びながら缶ビールでも飲んでいるのでしょうか。明るいうちの昼酒は、ほんの少しのうしろめたさが何ともいえません(#^.^#)。
○宇佐美魚目(うさみぎょもく)(1926~2018)
○好きな一句「すぐ氷る木賊(とくさ)の前のうすき水」『秋収冬蔵(1975)』02
○季語(氷り・冬)
【Profile】:愛知県名古屋市出身。1945年、→高浜虚子・→橋本鶏二に師事、→野見山朱鳥・→波多野爽波に兄事。1984年創刊の超結社の俳誌「晨」代表同人。
↓
宇佐美魚目掲載句
03東大寺湯屋の空ゆく落花かな(落花・晩春)〈特集221・地名3-10〉2015/04/9
04重陽や夕べには木にもどる鳥(重陽・晩秋)〈次元495・五節句(時間)3〉2020/9/9
05春分や手を吸ひにくる鯉の口(春分・仲春)〈五体640・手20〉2024/3/20
06硝子戸の息にくもりて漱石忌(漱石忌・仲冬)〈色彩725・曇り3〉2024/12/9
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます