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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●方法俳句035・同質回帰02・清水基吉

2011-04-07 00:03:18 | 方法俳句

●方法俳句035・同質回帰02・清水基吉

 

○「水の上を水の逃げゆく西行忌」(清水基吉01)(→忌日祈念日

季語(西行忌・春)

【鑑賞】:「願はくは花のもとにて春死なむそのきさらぎの望月の頃」の歌は有名な西行の歌です。西行の忌日は春の季語となっています。水の上にあるのは逃げる水、「同質回帰」というよりは同質の中の異質の発見です。

 

清水基吉(しみずもとよし)(1918~2008)

○代表句「水仙を切るやたばしる寒の日矢」02

季語(寒・冬)

【Profile】:東京生まれ。1940年、→横光利一に小説を学ぶ。俳句は1941年「」に入会し→石田波郷門。1944年、小説「雁立」をもって第20回芥川賞を受賞。戦後は鎌倉に住み、「鶴」同人、文芸同人誌「新誌」同人。俳誌「日矢」主宰。

 

清水基吉掲載句

03引き寄せて羞らふ骨や風光る(風光る・春)〈五体・骨〉2014/3/30

04観音の千手の一手蝶招く(蝶・春)〈方法・数詞効果〉2016/3/30


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