●方法俳句0280・音の物質化07・関森勝夫01・2016-05-26(木)
○「一鞭の音の光れる草競馬」(関森勝夫01)
○季語(草競馬・夏) 「ひとむちのおとのひかれるくさけいば」(「俳句界201303別冊平成名句大鑑」より引用)【→方法俳句-索引01・方法俳句-索引02 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:実際に光るのは鞭の曲線と馬の背中でしょう。それを鞭の音が光ると表現しました。ぴしっとした映像が見えるようです。
●関森勝夫(せきもりかつお)
○好きな一句「マッチすれば森の揺るるよ青葉木莵」(『鷹の眼』1976)02
○季語(青葉木莵・夏) 「まっちすればもりのゆるるよあおばずく」(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)
【Profile】:1937年、神奈川県横浜市出身。1958年→大野林火に師事。1972年「→濱」同人。1985年静岡市にて「蜻蛉」創刊主宰。1990年静岡県学術芸術奨励賞受賞。俳人協会幹事、国際俳句交流協会評議員。日本文芸家協会会員。
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