突然思い出して、書いておこうと思った。
誰かに覚えておいて欲しいと思ったのかな?
何故かよくわからないけど。
私しか覚えてないとしたら悲しい。
もちろん家族の方たちは決して忘れないだろうけど。
ほとんど何の縁もゆかりもなかった私が出会ってしまったから。
出会ってすぐに亡くなってしまったから。
・・・・・
優至くんは盲学校の卒業生で、守る会(高知県視力障害者の生活と権利を守る会)の会員になったばかりの時に知り合った。
視力だけでなく身体障害もあったけど、とっても明るくて自分の意見をはっきり言う子だった。
守る会の青年学生部のイベントで歓迎パーティをやった時のことが忘れられない。
クリスマスの頃だったと思う。
新会員は歓迎の意味を込めて会費は青学部が出す決まりになってたのに、優至くんは作業所で働き出して賃金をもらったから自分で出すと言ってきかない。初賃金だからどうしても自分で払いたいのだと言い張るから困ってしまった。
会計さんとの間でどう決着がついたのかは覚えてないけど。
でも、そこまで主張するのはすごいなと思った。
でも、その後1年も経たないうちに優至君が亡くなったことを知らされた。
ご両親も素敵な方たちで温かい家庭を想像できた。
本当に可愛がられていた。
何回も脳の手術を繰り返してその度にお母さんは今度はダメかもって覚悟をしてきたとおっしゃってた。
自立訓練を受けて来てこれからと言う時に。。。
お母さんの車で事業所から家に帰る途中(どこかに行く途中だったかもしれません)、後部座席にいた優至君が突然亡くなられたそうだ。
楽しい会話をしていたのに、何が起こったのか理解できなかったと。
優至くんの好きな歌が「心凍らせて」だとお母さんから聞いた時、びっくりした。
15、6歳の子の歌う歌じゃないよ?と一瞬思った。
私の好きな曲だった。
そんなこともあって、だから今でも優至くんのことが忘れられないのかな。
優至くんの遺稿になったしまった文。
http://mamoru-k.net/michi/201402.htm#l05
誰かの目に止まったらいいな。
ひたすら生きようとした優至くん。
優至くんは決して人と比べてどうのこうのという発言はなかった。
君と出会えてよかった。ホントによかった。
遺稿があまりに真っ当な文章で…
ご両親のショック、悲しみなどという言葉では
表現しきれないであろうお気持ちを思うと
本当に胸が痛みます。
「心凍らせて」は、私全然知らない題名で
さっき聴きにいってきました。
元はバンバンのメンバーだった人が歌って
大ヒットした(92~4年)曲なんですね。
こういう歌が好きだという少年の姿が浮かぶようで
なんともいえない気持ちになりました。
返事が遅くなってごめんなさい。
大したことではないけど、気持ちが落ち着かない状態になってしまうことがあって。
そのことはブログには今は書きにくいのでもっと時間が経って消化できたら書くかもしれません。
今も、少し落ち込んでるけど、書かないでいるともっと書きにくくなってしまうから。。。
お礼の返事だけでも書いておこうと思いました。なんか失礼な言い方になってないかなぁ?
なんせ、私は常識ってものがわかってないから。
ムーマさんはその辺の事理解してくださってるから書けるんだよね。
よく「いつまでも忘れないよ」「忘れないでね」って言うけど、無理です。
普段は忘れてて、たまにふと思い出すんですよね。
それでいいんだと思う。ふと思い出す人がいてくれたらいい。
そんな事を考えてました。