APOSTROPHES アポストロフII

久しぶりにブログを再開しました。

睡眠障害???

2020-03-10 20:35:09 | 日記
このところ睡眠にむらがあり、そのせいか活力、やる気に山あり谷ありの日が続いています。

この年齢になると「とっくに睡眠誘導剤飲んでるわよ」、「睡眠剤を半錠程度飲んでいる」という友人がいます。

もう少しこれが続いたら私もそうなるのかなと思っていますが、考えてみればコロナ騒ぎで外にも出ず、2人の三食を作るほか、映画を見たり呑気な生活でまったく体が疲れていないせいなのかもしれませんね。
それならばエネルギー消耗不足! エネルギー過剰状態!
逆にこれは元気な証拠なのかもしれないと思いました。

長野の山小屋では9時に寝て朝5時起床の超健康生活です。それは日中ほとんど、庭や畑にでて陽を浴びて体を疲れさせているからでしょう。

今、facetimeというスマホのアプリがあります。
娘はそれを使っていきなり私たちをチェックするのですよ。
夜9時ごろかけてくると「真っ暗じゃない?どうしたの?」というので「もう寝てる」というと「えぇ〜、もう?」とびっくりします。

東京は狭い空間でほとんど体を動かさず、テレビ体操のDVDを活用するくらいですから
睡眠に影響するのですね。
明日は天気のようです。 散歩しなければ。

映画の上映は以下のとおりです。
午後の遺言状(日本)
嘆きのテレーズ(フランス)
「サーミの血」(スエーデン)

「午後の遺言状」は新藤兼人監督ですから、当然音羽信子がでています。主演は杉村春子でした。
茅野の蓼科が舞台で手を入れない雑木林が美しく長野の山小屋を思いながら楽しみました。

何年か前、「あと2億円欲しい!」という帯文がある新藤兼人の新著が目に止まりました。
「90歳を超えてもなお金欲?」と不思議に思いましたが、そうではなく、広島出身の新藤監督は最後に原爆の映画を撮りたい、それには制作費用がいる、それが2億円だったのですね。

「嘆きのテレーズ」はシモーヌシニョレが主演でモノクロですが、展開のあるストーリーが楽しめます。この頃のファッションは好きですね。

「サーミの血」は心に残る映画でした。
スエーデンの北のラップランド地方に住むラップ人が差別を受ける話です。
主人公の少女は優秀なのに寄宿舎の先生は上級学校への入学推薦状を書いてくれません。
「ラップ人は遺伝的に頭脳が劣り、都会には順応できないという研究結果がでているから」と告げます。しかし少女は強い意志をもち、ひとりでウプサラに行くのですがそのあとの足跡は省かれています。
冒頭に出てくる「昔、教師をやっていた」と言うしわ深い老女、その人こそこの少女だったことが最後にわかります。

どの国にも原始住民が高度な文化をもち、コミュニティを作り、共存しています。
オーストラリアのアポリジニ、アメリカのインディアン、日本のアイヌ民族など。
サーミ人と同じような愛憎と葛藤は特に若い人には想像を超えるものがあるのかもしれませんがそれを経て文化の継承がしっかり保たれてるのだと思います。

毎日、どれだけ見てるんだ!って?
ほんと、これが「時間長者」の特権!