去年の芥川賞を受賞した今村夏子の新作が出ました。
待ちに待っていた新作、まだ手にしていないのに もう心がざわついています。
「紫のスカートの女」の受賞作も不思議な世界でしたが(主人公の私と紫のスカートの女の関係など)、私が衝撃を受けたのは「こちらあみこ」でした。
哀しみ、不条理、温かみ、、そしてどこか明るさとささやかなユーモアを潜ませる、、
それらがなんとも言えず混在して最後は得難いあたたかさというか、小さな肯定感が伝わる作品です。
これは将来、古典的作品になるのではないかと思っていたら、同じようなことをある評論家もいっていました。
昨年の授賞式の記者会見では想像してた通りの個性的な方でした。
記者が、「お友達は?」と尋ねると
ーいませーん。何をどう話したらいいか分からないので友達はいないです。
「好きな作家は?」
ー読書はそんなにしないです。しいて言えば太宰治の小品が好きです。
続いて、「賞金の100万円は何につかいますか?」
ー貯金しまーす! と即答でした。
地方で小さな生活をしつつ、普遍的な世界観を表現できる才能ってなんだろうと思いますね。
注目の作家です。