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しだれ桜の神山へ

2012-04-11 23:10:51 | 自然エネルギー

しだれ桜が満開の神山町へ、風力発電の勉強会に行きました。

オープニングは、大村和生さんの素敵な歌声と地元の若者の太鼓のコラボで、いい雰囲気でした。

ところが、この日の講演者は、自然エネルギー全否定の山田征さんという方で、「できるだけ今あるものを大事にしていく、自然に負荷をかけない暮らしをする」という個人としての暮らし方、考え方は立派だし、共感できる人でしたが、自然エネルギーの欠点をいろいろとあげて、「今ある火力発電を大事に使っていきましょう」という主張の人でした。

万能なエネルギーはないし、それぞれに欠点や長所はあるけれど、トータルに考えると、さまざま自然エネルギーの欠点を補ったり改良したりしながら、原発や火力から少しづつ(地震国では原発からは「一刻も早く」)シフトしなければならないことは、原発容認派も今すぐ廃炉派も同じ、世界的な常識です。

確かに彼女の言う、補助金で建てたけれども回らない風車や騒音被害、大規模自然破壊を引き起こしている「風車の悲劇」も本当にある話ですが、しかし、決してそれが全てではなく、各地に成功例もたくさんあるというのに。

 風車にはどのようなリスクがあり、それはどうやったら避けられて、それは地域に何をもたらすのか、これから、みんなで考えるいい機会かもしれませんね。「神山の未来」というグループが結成され、「エネルギーのことを人ごとではなく、自分たちのこととして考える」と言っていたのは嬉しいことです。

 講演会は日和佐でも行われたそうですが、徳島名物Tーmanおじさんは「原発推進派の回し者か!」と怒って会場を出たそうです。みなさんはどう感じたのでしょうね。少なくとも彼女の話を全て信じ、思考停止になってほしくありません。