チェルノブイリ原子力発電所事故は1986年4月26日
史上最悪の原発事故から30年たった
日本では熊本地震の件もあってか、あまり取り上げられなかった様だが
NHK アーカイブス 5月15日(日)放送
「チェルノブイリが語ること~原発事故30年の教訓~」により事故後のチェルノブイリの現状(一面?)を知ることが出来た
映像は事故後 3-5年のもの?が主だが、現在の福島と思いが重なる
チェルノブイリ原子力発電所事故
チェルノブイリと福島の事故の比較
福島の事故があった当時は、放射性物質の拡散量はチェルノブイリの7分の一と言われた
今は六分の一といわれる、本当はどうなのか ネットで調べてみると こんな説明が・・
チェルノブイリ事故では原子炉の燃料がそのまま吹き上げられてしまったから、
ストロンチウム90やプルトニウムなどの比較的厄介な放射性物質も大量に出た。
いっぽう、東電事故ではそうはならなかった
放射性物質の放出量で見ると、ヨウ素131はチェルノブイリの10%くらいで、セシウム137が20%くらい
ストロンチウム90はチェルノブイリで10ペタベクレルだったのに対し、東電事故が140テラベクレル、
プルトニウム239はチェルノブイリで30テラベクレル、東電事故で3.2ギガベクレル。
もちろん数字に不確実性はあるけど、比率としてはストロンチウムがチェルノブイリ事故の数10分の1,プルトニウムは一万分の1
一概の何分の一とは言えませんね!
東電福島第一原発の事故とチェルノブイリ原発事故の比較
放射性物質の拡散された範囲
フクシマとチェルノブイリの比較
早川由紀夫さんのブログによるこの比較図はわかりやすい
チェルノブイリの場合事故現場から200km離れた所にも汚染度が高い居住禁止区域がある
福島から東京までの距離 ぞっとしますね!
チェルノブイリと福島の事故の違い
チェルノブイリの場合、汚染範囲が3国にまたがる(事故の時はソビエト連邦)
石棺にて封じ込み 廃炉は100年後考える との事
福島の場合 廃炉の計画はあり、実現は非常に困難だが やろうとしている
またチェルノブイリの悲惨な事実は
当初事故が住民に知らされず、多くの人が被爆したこと
一度避難した住民がまだ放射線量高い所に戻ってきて住み
汚染されている食物を住民は食べている(汚染されていない食物は高価なので)
汚染されていない食物がドイツより支援物資として幼稚園に支給されているが、
近隣住民に略奪されている
そうゆう事実が NHK アーカイブス の映像で知ることができました
(今現在の状況はよくわかりませんが・・・)
日本の福島では放射線量が高く住めない所はあるが、汚染された食物は流通していない
ことは事故後の報道により認識できる
日本の福島はまだ(比較すると)まだよいのだろうか!
外国から日本を見た場合、特に韓国 中国では日本の農産物食品は汚染されているとの認識により今でも輸入制限されていると言う事実もある
このあたりはもっと日本の食物の安全性をアピールするべきでしょうが
東京五輪招致の際「東京は福島から250キロも離れているから安全」
ということを言っている政治家ではダメですね!
福島第一原発の事故後のような汚染水問題はチェルノブイリにはなさそうだ
日本の豊富な水資源、が裏目に出たようなこの問題!廃炉と共に困難を極める
もし静岡、御前崎の浜岡原発で事故があったなら、富士山の豊富な水資源が汚染されてしまう・・・
最も想像したくない悪夢ですね!
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