WINS梅田に行く前に久しぶりに大スポ(東スポ)を買った。150円になってた。
僕が入社した40数年前は15円を20円に上げるとか言ってた。隔世の感。
菊花賞に話を戻す。シンザンが三冠馬になってからミスターシービー(1983年)まで20年三冠馬が出なかった。
その間、何頭も春の二冠は取るが菊花賞で負けるか、出走できない馬がいた。その度に僕らは歯ぎしりした。
今はあまり言われないが「皐月賞は最も速い馬が勝つ。ダービーは最も運のいい馬が勝つ。菊花賞は最も強い馬が勝つ」と。
そりゃそうでしょう。昔のダービー、33頭立ていうのもあったもんな。
春の二冠馬も当時は冷房設備も良くなく、無事に夏を越すのが大変だった。
だから二冠馬の菊花賞挑戦なんて、前の晩、眠れないほど興奮した。
そして吉永正人騎乗のミスターシービー。すべて最後方から捲るレース。凄かったな。
因みに故吉永騎手の女房は女性競馬記者第1号で、今も作家、コメンテーターで活躍中の吉永みち子。
大宅壮一ノンフィクション賞を取った「気がつけば騎手の女房」は名著。
その次の年のシンボリルドルフも強かった。
僕の三冠馬ランキングでは、ディープインパクト、シンボリルドルフが同格、次いでオルフェーヴル、ナリタブライアン、ミスターシービーとなる。
凱旋門賞を勝とうと思ったら、強い三冠馬ぐらいでないとダメだ。
現にオルフェーヴルが2着2回と一番戴冠に近かった。
まあ時代の流れは仕方ない。
その他、思い出の菊花賞馬は、ハイセイコーをハナ差競り落としたタケホープ、キタノカチドキ、グリーングラス、メジロマックイーン、ライスシャワー、ビワハヤヒデ、マヤノトップガン、キタサンブラックいったところかな。
さあ今年の菊花賞。やはり強い馬に勝ってほしい。
1番強い馬ではないが、ヴェロックスには頑張ってもらおう。