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ヤンキースのマー君が楽天に復帰することが決まった。
マー君はオフにフリーエージェントになるが、未だ所属球団が決まっていなかった。
気になる契約は、2年契約で推定年棒9億円プラス出来高払いとか。
「新婚さんいらっしゃい!」の司会でお馴染みの上方落語の重鎮・桂文枝(77)の妻・真由美さん(享年69)と母・治子さん(享年100)が24日、25日に相次いで亡くなっていることが分かった。
桂文枝にとって寂しすぎる晩年になっている。
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僕は文枝が66歳の一番勢いがある頃、ロングインタビューしたことがある。
その頃の文枝は上方落語協会の会長に長く君臨し、紫綬褒章も受章し、得意の絶頂だった。
話を聴く僕も緊張していたと思う。
このインタビューは東スポに16回にわたり連載された。
自分で言うのもナンだが、いいインタビューになったと、自賛できる仕事だった。
テープ起こしは大変だったが。
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1971年に始まった桂文枝司会の「新婚さん-」は同一司会者としては世界で最長の長寿番組で、ギネスにも認定されている。
上方落語協会会長として陣頭指揮して建てた落語の定席「天満天神繁昌亭」は、半世紀ぶりの上方落語の定席だった。
それまで落語だけの寄席を持たなかった上方の落語家達を狂喜させた。
文枝の燦然と輝く功績だった。
また古典落語ではない「創作落語」を300作も作り上演し、高く評価され「人間国宝」間違いなしとも言われていた。
そんな文枝に女性スキャンダルが突如、複数報道される。
20年間、不倫していたと歌手の紫艶(享年41)に暴露され、神戸の日本舞踊の師匠との"8年不倫"も報道された。
文枝は一気に重鎮から、上方落語のエロジジイと言われるようになってしまった。
念願の人間国宝の話もなくなり、「新婚さん-」の司会も降板かと言われた。
司会は今でも続いているが。
文枝は、身から出たサビとは言え、すっかり晚節を汚してしまった。
そこに妻と母の相次ぐ死。
さぞ寂しいことだろうな。
現役時代、文枝をたびたび取材した僕は深く同情している。