最も格式の高い棋戦、名人戦の第2局が千葉・成田山新勝寺で指され、後手藤井聡太名人(21)が、126手で挑戦者の豊島将之九段(33)を破り2連勝。
名人位防衛まで、あと2勝とした。
今回も第1局に次いで藤井名人の大逆転だった。
終盤、有利に運んでいた豊島九段がまたも悪手を指してしまった。
藤井八冠は同時に行われている叡王戦5番勝負で先頃、伊藤匠七段(21)に敗れて、1勝1敗に持ち込まれている。
今回もヤバいと思わせたが、さすが藤井名人。
2連敗はしない!
対局の途中、震度4の地震があり将棋盤が揺れたが、藤井名人は「そんなに強い揺れではなかったので、影響はなかったです」とケロリ。
叡王戦第3局は5月2日に名古屋で指される。
名人戦第3局は5月8、9日に東京・羽田空港で指される。
ハードなスケジュールでも、藤井八冠を倒すのは至難の業であることを見せつけた。