秋季大会の負けから1週間が経過。
正直、勝ち上がりは気に掛けていませんが、ネットによると敦賀気比と工大福井がひとまず北信越の切符を得たようです。
9月も下旬となり、周囲の景色も少しずつ様変わり。
台風の発生や気温の変化など、秋へ向かう途中にあります。
こうした中、嶺南地域では昨日から降り続く大雨。
それはこの日まで影響を受けました。
秋季大会で北信越の切符を逃した各校は1年生大会へと舵を取ります。
本校もそこに向けて動き出しました。
この日は滋賀県立伊香を招いた試合。
午前中に局所的な大雨の影響でグラウンド状態は一転したので午後からの試合でした。
時間の関係上、5イニング制でしたがまずまずの結果を残せました。
1年生単独チームで試合をするのは、5月3日鯖江との練習試合以来。
この日は、その時に比べ若干の成長を遂げた姿がありました。
これまでのスコアを見る限り、1年生達の貧打は否めませんでした。
しかし、この日はランニングホームランを含む6本の長打を放ちました。
また、単打もその数と同様に放ちました。
相手投手の球も決して遅くはなく、それなりのストレートを投げ入れていたので、それぞれが自信を持っていい内容です。
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これまで先輩達と一緒に試合をしてきたので、何かと任せがちになる傾向でした。
打てなくても先輩達が助けてくれる。
エラーしても先輩達がアウトを取ってくれる。
しかし、同学年だけで挑んだこの日は、おのずとひとりひとりが責任を持ってプレーが出来たのでしょうか。
今日の試合内容だけでは判断できませんが、ひとりひとりが結果に結びつけました。
私としては、個々の持つ秘めた実力を魅せてもらったそんな日と言えました。
投手陣は1人が1イニングずつ受け持ちました。
こちらが先制を奪うまで安定した投球が出来るピッチャーになってくれる事を期待しており、一方飛び抜けたピッチャーがいない分、継投で凌ぎたいところです。
試合後にグラウンド整備を終え、トンボを片付けに来た1年生達の口から「楽しかった」といった会話が聞こえてきました。
こうした機会を通じ、1年生達が1つになるきっかけになってくれればと思います。
試合に出場する以上は全員がライバルですが、それ以上にいい仲間になってくれるよう心から願っています。