仕事でしまなみ海道を通って大三島に参上です。風光明媚なロケーションは最高です。自転車で通れる(難易度は高め)ことから、サイクリストの聖地と称しています。平日のためか、サイクリストは少なめです。休日とかだとすごい数なんですよ。
日本でも最も潮流が速い海峡を有しており、地元海産物の旨さは特筆ものです。はっきり言っておかしいレベルです。和気入道の親戚に九州の元・漁師網元がおりまして、以前に愛媛に逗留していたときにこんなことを申しておりました。
「いろんな魚食べたけど、同じものならこっちで獲れたものがおいしいな」(意訳)
ということで、大三島に限らずですが、しまなみ海道沿いの島々には美味しいスポットがありますよ。今日はどちらに行きましょう。同行の面々と協議します。訪れた曜日と時間帯の関係から、民宿系はパスします。行列ができるお店はお休み、観光客相手のお店も気がひけます。ということで、こちら。
一見さんはまずチョイスしないでしょうねー、という佇まいの「よし川」でございます。
ファミリーレストランと謳っておりますが、いろんな要素が混在し時の流れを醸し出した店内は、さらに混乱を招きます。褒めてね〜。スミマセン。しかし、すでに来店されているメンツを見渡すと、バラエティに富んでいるというか、地元民が多いのです。現場系にネクタイ族、普通の食堂か? と、さらに褒めてね〜。ここでメニュー激写、切れてる部分は現地にてご確認をば。
まさに、あらゆるニーズに対応するマルチなメニュー構成です。通常は多方面に展開しないことが飲食の鉄則ですが、地域ニーズなども考慮していると思われます。
で、我々のオーダーは満場一致で海鮮丼定食と相成りました。結局、前回と同じなんだよね〜。
彩り鮮やかに盛り付けられている海の幸です。地元産ではなさそうなネタもありますが、バランスをとってのことでしょう。いいじゃありませんか。
特製のタレにワサビを溶いていただきます。よほど人気があるのか、タレはボトリングされ販売されていますよ。お家でも好きな魚介で海鮮丼。
マグロ好きの日本人は限りなく多いでしょう、しかし! ここはお四国、鰹のお国柄。高知のイメージが強いでしょうが、愛媛も負けてません。水揚げは愛媛の方が上だったような。敢えての、挑戦か。好感度上がります。
イカはオリジナルのソーメン。蛸は間違いなく地元産とみた! 素晴らしい。
ハマチ・鯛はブリブリの食感、メインといえます。完成度、いいんじゃないでしょうか。
添え物の小鉢も悪くありません。同行者の一人がエラく感心してました。アラ汁も上品です。
雰囲気とはなんぞや? 日替わりランチを食べている地元のみなさんがたくさんいることって、お上品な内装や豪華な普請と並ぶくらい大事なことかもしれません。行列に並ぶことも醍醐味、されどこれも醍醐味。一度、お越しになってみてはいかがでしょうか。
皆様がすでに忘却のかなたに置いてしまっているかもしれませんが、愛媛今治のショッピングモールの元祖は東村にある今治ワールドプラザであります。ご存知ないかもしれませんが、いまだに進化していて、マイナーチェンジというか、テナントの地味な入れ替えをしているのです。
地味に愛媛県エリアで勢力を伸ばしつつある「ナマステ食堂」が出店したのであります。以前はオムライスのお店があった場所だったような。おんまく寿司のあるフロアーです。
ランチタイムでしたが、想定していた通りにゆったり座ることができました。
ランチメニューはご覧の通りです。さあ、どれにしますか。
今回はパイロットメニューとして「ランチB」マトンを注文です。まあ、はやい話がお手並み拝見ということです。基本メニューの完成度でおおよそのレベルが判ろうというもの。ライスかナンか、と訊かれたので、ナンと答えたのですが、両方はダメなのかな、と思いながらも、まあいいか。
辛さのチョイスって、インド料理屋では意外と難しいですね。店によって全然違うし、同じ店でも「これ、中辛?」という場合もありますので。今回は無難を期して「1カラ」です。
ドリンクはチャイを選択。これも基本メニューですね。非常に残念なことに、hotがありません。これってどうなのでしょうか。日本人が好まないのか、めんどくさいのか。
さてさて、やってきました。カレーの量はメチャクチャ多いとはいえません。適量といったところ。焼きたてのナンでいただきます。これが醍醐味ですね〜。ややトロみがあるカレーです。お味のほうですが、スパイス度は普及レベルか、メチャクチャには強くはありません。食べやすいといえば食べやすい。辛さは今回の1カラで正解。2だとやや辛すぎかもしれません。緘味は申し分ありません。
羊肉はほのかに風味を残し柔らかくておいしい。別で煮ておいてオーダー後に合わせる作り方でしょうか。羊味のカレーではなく、煮た羊をカレーソースでいただくといったところです。
サラダ・ドリンクは、まあなくていいかな。後で見てメニューにシンプルセットなるものに気付きました。でも、価格差ほどの差があるか、チキンカレーなら安いほうにしますかね。
食べ放題のナンは美味しいです。お代わりしませんでしたが、追加注文後に焼きたてが出てくるようです。東京にある某店では、焼きっぱなしを積み上げて放置してあり、これなら食べ放題なんてやめたほういいだろ、と思ったことがありました。
ビールが色々おいてあるようです。インド料理は和気入道的にはビールではないのですが。ウイスキーがリーズナブルな価格設定ですよ。得た情報によると夜の部はたいへんゆとりがあるとのことです。お店の人とコミュニケーションをとりながらカバブでも食べたいな、と思ってしまいました。
今治市桜井エリアにオープンしたラーメン屋さんに行きました。
メニューが基本的に3つしかありません。鶏、魚介、もしくは合わせたWスープ、それぞれのラーメンとなっておりWスープが「湧ラーメン」と屋号を冠したメニューとなります。680円也! さあ、いかがなものか。
迷わず、看板メニューを注文。白ネギと青ネギ、水菜、海苔、チャーシューが乗ってます。背脂が浮いてるんでしょうか。
スープを一口。甘味があります。これはいいんじゃないでしょうか。材料をケチってない感があります。魚介の風味もしっかりありますが、バランスがいいですよ。
麺は中太ストレート系でしょうか。悪くないですね。スープに合います。硬めで注文すれば良かったかも。
チャーシューは、ちょっと独特、というか最近はあまりないタイプかなぁ。流行りのホロホロ・トロトロ系では系ではありません。嫌いではありません。
海苔が合います。魚介系が使われているからですかね。海草は合うと思います。
お昼12時に入店、半分くらいの入りでしたが、すぐに満席になりました。ていねいに作っているのか、大将の「30分くらい待ち」に、お帰りになるグループもあり、盛況でした。
また、同じモノ、たのむような。
国道11号線から見える位置にありながら、国道沿いのようで、実は脇道からしか入れない絶妙な位置にあり
ます。
和気入道はあえて醤油ラーメンをチョイス。豚骨派なのですが、なんとなく、そんな気分だったのでしょうか。
背脂が浮かぶスープは濃厚で、豚骨派にも応えられる一品。やや細めの麺ともいい感じです。きくらげが乗って
いますが、具はシンプル。
家人は豚骨を注文。こちらは濃厚そのものといった感じです。
お味見をさせていただきましたが、こりゃあコテコテ。味は鹹くなく、豚骨が前面に出てきている感じです。
次回も醤油をたのむような気がします。歳なのでしょうか、それとも好みか。
松山郊外にあるラーメン店です。国道11号沿いの飲食店が集結している一群の中にあり、アクセスはいいです。
味玉淡麗中華そばをいただきました。
鶏ガラ&海鮮系のスープです。淡麗とありますが、意外と濃厚というかバランスがよいというか。完成度は高い
と思います。やや太めの麺も好きですねえ。大根おろしがちょこっと乗ってます。オリジナリティもあるし、本格派
といえましょう。
有閑マダムが集う店? でお馴染みのクーネルキッチンに予約なしで、突撃です。3人で、しかもランチタイムど真ん中です。
駐車場はいっぱいで、望み薄だったのですが、カウンターでよければ、とのことで潜入に成功です。
肉・魚・パスタのコース、いずれも1380円也。その実力は………… 今日はパスタコースで。
共通の前菜です。質・ボリュームとも満足できます。ってか、ワインがほしいとこです。
コンソメ系スープは、やさしいお味。
ナスと豆類、ベーコンのトマトソースパスタ。我が好みドンピシャ。自家製ですかね、ソーセージは絶品でした。
写ってませんが、自家製のややハード系パンもよい。
デザートはイチゴムースにフレッシュフルーツ。
コーヒーでしめ。
昼飯に毎度まいど1380円かけるわけにはいきませんが、非常にお得感があります。また来たくなりますねえ。
女性向けな感じですが、ステーキコースなど男子も取り込める展開というか、ボリューム感ありありです。
カウンターがあることは知らなかったので、いきなり一か八かでアタックする選択肢もありです。ご参考まで。
今治エリアは愛媛県で飛び抜けて中国料理店が多いと思います。踏破への道は遠く遠く、これからも適時チャレンジしたいと思うわけですが。その中でもお世話になっております「彩鳳」に行きました。
外見も内装も中華料理屋っぽくはありません。まあ、置いてある雑貨とかで中国風になってますが。
本日は「中華風やきそば」をチョイス。野菜がたっぷりです。スープ付きで680円(税別)也。いわゆるソース焼きそばではありません。あっさりめの味付けですので、ラージャンを小皿に盛ってもらいました。おそらく自家製でしょうか。たいへんスパイシーで、かけすぎ注意。中太麺にシャキシャキの野菜が合います。
福建閥が幅を利かせている今治の中華料理業界ですが、ここの厨師(シェフ)は大連の出身です。アレンジもやや異なるような感じもします。といっても日本の人向けには変わりありません。そういう意味では安心ですが。また、メニューのチョイスもコツがあります、というか好みが分かれる場合があるかな。
この店の真骨頂は手加減無用の中国料理が堪能できることです。しかも、非常にリーズナブルです。ただし、メニューにはありませんので、事前の予約・打ち合わせが必要です。天津出身の女将とよく相談して下さい。お薦めも教えてくれます。特に中国北方系がいいと思います。ジャガイモの炒め物「土豆丝」・肉団子の鍋料理「猪肉丸子砂锅・あえてダックではなく、豚肉炒めでいただく「烤鸭饼」・ちょと四川系で唐辛子の山と一緒に揚げた骨付きぶつ切りの鶏を唐辛子の山から発掘して食す「麻辣鸡」など。文字面では全く伝わりませんので、画像入りで紹介する機会を待ってください。
松山の名物的なイベントとして開催されている三津の朝市です。場内の魚屋が市民に開放され、多種の魚介が市価よりも安く買えることが最大のウリです。以前はもうちょっと頻繁におこなわれていたのですが、どう考えてもエリア内の鮮魚店の営業を著しく脅かす存在だったようで、年に3~4回くらいの開催になっています。
松山エリアには、生鮮食品を主とした規模の大きな「市」といえるような場所がありませんでした。強いていえば、三津の商店街がその役割を果たしていたようですが、現在は厳しい状況です。ただし、三津を盛り上げようと奮闘している勢力もあり、こちらは別の機会に触れたいと思います。
さて、和気入道一家では楽しみにしている恒例行事です。いつもは産品が豊富に並んでいる開場時間に合わせて向かうのですが、今回は10時30分目安みに乗り込むことにしました。大阪から「海鮮プロレス」の一団が来るからです。
いろんなインディーズ団体・ローカル団体・ボランティア団体がありますが、エラ呼吸のレスラーたちとは。コミカルな展開もあり、意外と小さい子どもたちから声援が飛んでいました。
朝市ではいろいろなイベントやブースを構えています。地元の和食屋さんが厚焼卵の実演販売をやってました。強火で豪快に焼いているのはなかなか見応えがあります。すかさず並んで、購入しました。350円也。その場で熱々を食べている人もたくさんいましたが、持ち帰っていただきました。次回もたぶん買うと思います。
さて、今回はあえて残り物? をさらう感じでアプローチ。目を付けてもとりあえずすぐには売り切れないとの読みで、値段だけチェックして流します。ここでのコツですが、すぐに飛びつくと別の店でちょっとお安いのがあったりして、心が少し悲しくなるときがあります。1通り流して見当を付けます。しかし、これは買い! の直感を信じて即アタックをかける場合もあります。で、今回の即ゲットとしては、養育本マグロの大トロと中トロの中間的トロ。短冊こんだけで1000円也。
さらにイクラの醤油漬け1700円をゲット。即買いはこんだけで、プロレスイベント見たり、卵焼き買ったり、してから舞い戻ってきました。1回目に見たときは1000円だったかのが、800円に訂正が入ってました。こ、これは………
る
新聞でも紹介されていた、海水域で養殖された「来島サーモン」です。実はサーモンではありません。正体はニジマス、レインボートラウトです。食品表示が問題になったことがありますが、鮭と鱒にそれほど違いがあるわけもなく、許される範囲でしょう。試験的に出荷したものでしょうか、350gで800円也。成果としては文句なしです。
ニジマスの特徴となる色の帯も確認できます。ほんとの「初物」です。刺身にして、イクラと一緒にいただきました。脂はあっさりしていて、べっとりサーモンとは違います。いいと思いますよ。これからも改良していくとのニュースがありましたから、さらにおいしくなるかもしれません。
愛媛は養殖王国で、鯛にハマチにカンパチにオコゼにトラフグに………、とレパートリーも豊富なんですが、本マグロにサーモン系とは。時代は変わりましたね。プロレスではありませんが、愛媛県産養殖バトルロイヤル海鮮丼が現実のものとなりますね。ぜひ企画されてはいかがでしょうか。
愛媛の名産品、お土産は多いような少ないような。多いとみるのは、柑橘や魚介などのご当地物や他と比べて
レベルが高いか値段が安い、というところから導き出せるから。少ないとみるのは、観光地や土産屋でチョイス
するときに、意外と迷ってしまうから、という感じでしょうか。
ご当地物としては「じゃこ天」なるものがあります。じゃこの天ぷらであります。魚の練り物を揚げたもので、造り
自体は珍しくもなんともない、ありがたくもなさそうな代物のようですが。
じゃこと呼ばれるのは材料のほたるじゃこ、もしくは雑魚からきています。小魚を骨ごと挽いて、わらじ型もしくは
四角に成形して揚げます。愛媛県内でも流儀があり、今治エリアでは、おそらく骨を外しているのか、中身は白く
なめらかな食感、上品な風味です。本場南予は中身がグレーで、小骨感というか噛みごたえがある食感です。野
性味あふれる丸ごと食ってる感じです。
愛媛南予では非常にポピュラーな食べ物でありまして、和気入道家人んちでは、そのまま食べるのは当然で、細
く切って味噌汁やカレーの具、酢の物などに使われています。庶民のタンパク源・カルシューム源です。ちなみに
「天ぷら」と言えば、ほぼ100%の確率でじゃこ天となるそうです。
食べ方としては、店頭で揚げているものを熱々でいただくのが、まず一つ。観光スポットやイベントでブースが出
ています。2つめには、冷蔵されたものを購入、そのままいただきます。味が落ち着くといいますか、これもまた
よし。3つめにはじゃこ天をひと口大に切って、オーブントースターで熱します。それをショウガ醤油やおろし醤油
でいただきます。居酒屋などではこのスタイルで提供されることが多いと思います。4つ目はうどんの具などにも
いいですね、煮炊きすると柔らかくなって、これまた違った食感になります。
扱っているお店は非常に多いのですが、和気入道一家は愛南に赴くときによく利用しているのが、山田商店さん
であります。飲料とかお菓子を除けば、店内にじゃこ天用冷蔵ケース1つあるだけです。しかも、取り扱い品は
「じゃこ天」のみ。分かりやすい。小振りの四角、じゃこ感は満点です、子どもにも大好評です。
以前は愛媛でも「幻のじゃこ天」感がありました。和気入道の周りではここ一番の贈答や、近くにいくらでも売って
るのに、あえて宅配でお取り寄せしていたり(しかも100枚単位で)とか、買いに行ったら昼過ぎには売り切れだっ
たとか、いろんなケースを見ました。今はネットで買えるようです。時代は変わったね。
名前の通り、韓国料理のお店です。焼肉屋ではなく、半島料理全般が押しです。もちろん、焼肉的なメニューも充実しています。
蒼社川沿いに移転してきましたが、以前の立花にあったときから、たいへんお世話になってきました。
写真はプルコギ牛です。ダシに沈んでいるのは、追加で注文したトックポギです。
締めにウドンです。
和気入道は大阪鶴橋、東京上野コリアンタウン、はては韓国ソウルまで行きましたが、こちらがあるおかげで出かける
必要がなくなりました。それどころか、ここのキムチを土産に東京に持っていったくらいです。しょっぱくない浅漬け
的な流儀です。持ち帰りもお安いので、ぜひどうぞ。鍋料理さえ、器持参でテイクアウトしたことがあります。
仕事関係で宴を持ちましたが、好評でした。辛くない料理も多いので、子どもが来ても問題ありません。うちのは、石焼キムチ
チャーハンをがっついてましたが。
お勧めが多すぎて、列挙できません。