わけししょうロケ【愛媛】Matsuyama Ehime

日常から非日常まで、独特な人生の渡り方。不安定な安定の求め方。非正規上等、「いざ」という時のためにも。

愛媛今治「みなとフェスティバル100」【わけししょうロケ】遅れてゴメン

2023年12月02日 | イベント

久々に帰ってきた和気入道。実は前回の記事にもあるように、他所で遊んでいます。それは

 

です。すでに入道として悟りは開いています。なので、あちらでは「ししょう」と名乗り、教えを垂れています。よろしければご利用ください。よろしくお願いします。上のバナーをクリックしていただければ、飛べます。

 


 

とは言え、和気入道の節操のない活動範囲というか行動様式は、こちらのブログにふさわしい内容もありまして。非常に情けないペースで在庫を吐き出していきたいと思います。

 

和気入道、人生初めてのブルーインパルスでした。日本中を追っかけるマニアの存在は身近にもいましたので、その魅力はなんとなく感じていました。「展示飛行」という、とにかく大空がキャンパスとなるパフォーマンスには期待しかありません。楽しみ~

 

 

当日は晴天で、絶好のコンディションです。ただし、風が強くてよろしくない、とのこと。予定時間が来ても始まりません。ひたすら待つしかありません。予定より40分くらい過ぎたかなあ。こんなに空を見上げることはなかったですねえ(笑)。大砲級のレンズを構えたご仁も大勢。上に向かってファインダー覗くのはしんどいだろうなあ。和気入道はスマートフォンで撮影です。

 

 

時は2022年10月13日、処は愛媛県今治市。もう、ひたすら絵を上げます。よろしく!

 

 

いわゆる「かぶりつき」で待機してました。大音響でのアナウンスというかDJが流れます。遠くから現れた編隊に、興奮の歓声が上がります。

 

頭上を通過します。振り返って、遠くに飛び去って見えなくなります。しばらくして戻ってきます。

 

光の当たり方で、機体の色も違って見えます。

編隊飛行のレベルは相当なものでしょうねえ。そりゃあ、上空のコンディションが悪ければ、こんな曲芸飛行(昔はこう言ってた)は無理でしょうね。

パイロットの紹介もされてました。追っかけ衆は間違いなくおさえているでしょうねえ。

 

圧巻のパフォーマンスが繰り広げられます。

 

 

それでは動画もどうぞ。撮りっぱなしですみません。

 

 


最後には、胸が熱くなりましたよ。

 

ご存知のように日本で開催される大きなイベントにはブルーインパルスが展示飛行することがあります。テレビで視るのとは当然ですが、迫力が桁違いです。感動です。

 

 

自衛隊の存在については、いろいろなご意見があることは承知しています。

しかし、自衛隊は我が国を守る最後の砦です。そのことについては忘れてはなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


愛媛県今治市玉川町「八幡倉庫でガレージセール」【わけししょうロケ】

2021年11月30日 | イベント

晩秋の穏やかに注ぐ光の中、今治市玉川のイベントに行ってまいりました。

場所は今治市玉川町八幡。銘菓「八幡饅頭」のすぐ裏手のでっかい倉庫。ノボリがはためき、駐車場にはキッチンカーなど飲食店が。

 

かなり多彩な品揃えです。開催の度に巨大化しているとのこと。

民具系がやや強いかな。

 

着物系。着物で行ったので速攻でお声掛けいただきましたです。

 

鎮座するのは、なんか見たことある子。

 

たなとか引き出し系もまま見られたかな。

 

 

 

おもちゃ系も意外と強いか。

 

人権問題とは? 的なキャラたち。

から瓶にも価値がある。

 

今は使いみちが難しそう。

 

 

サンキストのマーク、懐かしい。

 

 


Rugby World Cup in Oita 【わけししょうロケ】一生に一度かな?

2019年10月29日 | イベント

地の利をいかすことができるチャンス到来、ではないかいなと。

昨年からずっと考えていたのでありますが、ラグビーワールドカップを見に行きたいなあ、と。

思い起こせば、サッカーワールドカップ日韓大会があったときのこと。ネットでチケットがまったく取れなかったというか、日本戦以外は眼中にありませんでした。今思えば、他国の試合でもぜんぜんよかったのに。また、偶然にも当時の仕事の関係で大阪に行く日程もありました。たしか、長居スタジアムで日本の最終戦があった日にも大阪におりまして、ミナミでは敗戦後のサポーターの殺気立った姿を目の当たりにしましたねえ。

それから時間が流れ流れて、オリンピックパラリンピックの前哨戦ともいうべき? ラグビーワールドカップがアジアで初めて開催されると。前回の南アフリカ戦が話題になりましたなあ。和気入道、熱狂的なファンということでもないのですが、なにか惹かれるものがあったのかもしれません。しかも豊予海峡のお向かいで試合があるじゃあ~りませんか……………… といいながらも、決め手に欠けるというか、決断に至らない日々。今年に入ってから、チケットエントリーしてはみたものの、安いチケットは完売しており、3万円コースが最安でして、これまた決断できない金額。さらに日程的に行けるのは準々決勝で、まだどの対戦か判っておりませんでした。流れとしては、ほぼ行かない方向に傾きつつありました。

ところが、9月に入ってのこと。関係者の方が脳梗塞になったことが判明しました。幸い、後遺症もほぼ認められず、体も動くとのこと。いや~、気功とか武術の効用であることは明白、であることを強調しておかねばなりますまい。松山市和気海岸で毎土曜午前8時半でございます。お暇な方は是非どうぞ。

誰(たれ)であろうと、ある程度の時間を駆け抜ける人生を考えたときに、この期に及んでの後悔をなるべく少なくすることは殊に重要であると思うようになりました。それが決め手となり、3万円というこれまでの和気入道史上の最高額の切符を購入しました。当日はウエールズvsフランス戦と決まりました。宿泊はしません。というか、できません。数か月前から大分では宿が取れない状況になっていたからです。いわば、弾丸日帰りで行程は当日になっても決まりません。愛媛から大分へは3つのルートがあり、試合開始時間が夕方4時台ということから逆算し、陸路でかかる時間に鑑み、松山市和気から三崎まで走り、徒歩で佐賀関に上陸し電車かバスで大分に移動するルートにしました。

朝6時に出発、夜明けと共に。すいてる時間帯です。まあまあ飛ばして三崎へ向かいます。約2時間で三崎港に到着です。

 

単独渡航のため、車両での上陸はコストが高いとの判断です。実際、予約でいっぱいのようです。さて、三崎港の駐車場ですが、フェリー乗り場には8台分しか無料駐車スペースがありません。想定していたのですが、「いっぱいですよ」とのこと。ほかの駐車場はありませんか? の問いにはぶっきらぼうに「ありません、知りません」の返答。さーて、困った。

車を移動してぐるりを見回してると、ガソリンスタンドにおじさんがおりましたので、「駐車できるところはありませんか」と訊きますと、無言で道の向こうを指さしました。スタンドの正面にある駐車場を利用してかまわないようです。結局、帰りの船から降りた人たちが何組も同じ駐車場に来てました。

 

 

船内にもラグビー観戦組がおりまして、船内のテレビでは前日のニュージーランド戦が再放送されいましたし、徐々に雰囲気がでてきました。となりの二人組はテレビを見ながらルール解説。和気はまあまあ分かっているつもりなので、あらそうでしたか、などと聞き流し、水筒に仕込んだ焼酎水割りを流し込み。70分で九州です。

 

佐賀関はいたって静か。どうやって大分市内に行くのか、ほとんど調べておりません。JRが近くにあったような、と交差点でたたずむ自転車のおっちゃんに「駅ってどういったらいいんですか?」と言うと、怪訝な顔されて「歩いてはいけんよ」とのこと。恥ずかしながら、佐賀関と臼杵の違いがなく、ごっちゃになってました。「バスならあるけど、日曜だから注意してな。1時間に1本くらいやろ」と教えてくれました。時間的にはぜんぜん余裕があるので、停留所のベンチで座って待ちます。しばらくすると、おっちゃんが自転車で近付いてきて、同じことを言ってくれます。えらく気にしてもらったようで恐縮至極であります。

40分も待ったころ、おばさまたちがバスに乗るため集まります。和気入道、この日も着物で行ったんですが、そのいでたちを見て、「あんた、このへんの人じゃないね、どこの人?」などと訊かれました。海の方向を指さし、「四国からです」と言うと、「このへんのひとじゃないと思ったわ」とのこと。「すてきやね」とお着物をほめていただきました。小一時間かかり、大分中心部に近づきます。近づくにつれてラグビー観戦組がどんどん乗車してきます。昨日から市内は交通規制が敷かれており、車での移動はそうとう不自由との前情報がありました。

 

観戦組が降りる流れに乗って下車。はっきり言ってお祭り騒ぎレベルで、こりゃ日本じゃない。まだ、陽射しも強いからビールもうまいでしょうなあ。

 

 ビヤ樽みたいなオヤジか、ビヤ樽がオヤジなのか。商店街をブラっと歩いてみても、そこいら中のカフェでも公園でも、外国人がビールを呑んでいます。着物姿はやはり珍しく、スマホを向けられたり、声をかけられたり。ちょっと話をしたけど、「陽気」そのもの。日中に呑んだくれて、まさにパラダイスか。すでに満足度も頂点です。いや~、来てよかったなあ。フードブースもホントにたくさんあったけど、けっきょくはコンビニでおにぎり買いました。なんか、屋台っておっくうになってます。

大分と松山って、スケールとか都会度とかほぼ同じと思ってましたが、圧倒的に大分が上と感じました。松山ではこんなことないだろうなあ、と。

 

大分駅から無料シャトルに乗って会場に移動します。すごい数のお客を、これまたすごい数のバスがお出迎えです。ボランティアもすごい数でご対応。白バイの先導で約40分でスタジアムに到着。買わなかったけど、ハイネケンonlyのブースがズラリ。意味もなくグッズ売り場に並んで、欲しくもなかったんですがTシャツなどお買い上げ。着物の人も何人かいましたが、着慣れてない感がありまして、単なるコスプレかいな、と。日本人が和服を着ないのもなんか寂しいですねえ。

場内のボルテージは最高潮です。試合前のアップではフランスのキッカーの異常に正確なペナルティキックと、ダミーへのタックルがすごかったです。体当たりの基本は同じなんだなあ、と。

試合はあっという間に終わりました。1点差でウエールズがフランスに勝つという劇的な展開で、しびれましたねえ。すごかった。どちらつかずで観戦してましたが、充分に元を取ったと思いました。

大分市内にシャトルバスで戻ってる最中に日本戦をやってましたが、なんか興味が失せたような。パブリックビューイングもチラッと見ても入り込めません。電話したところ、会う予定の御人は歯痛でキャンセルとなりました。はてさて、どうするか。

JRで幸崎まで行ってタクシーを拾えれば大分で朝を迎えることなく、帰れると判断してホームに急ぎます。問題は無人駅でタクシーが拾えるかどうか。ちょっとした賭けです。駅から佐賀関までタクシーで15分はかかるので、ダイレクトに乗れないと船には間に合いません。

で、駅前には2台のタクシーが待機しております。覗き込むと「△△さんですか?」「いえ、ちがいます」「予約なんでごめんなさい」もう1台も同じです。駆け込んできた子供連れが乗り込んで発車。ん~ん、万事休す、か。

途方に暮れようとしたところ、1台はじっと動かず。予約した人が来ないようです。「もうみんな降りたと思いますよ」と運転手さんに押してみたところ、事務所に連絡して協議。ほどなくドアが開きました。お~、悪運強し。午後10時発の便に間に合いました。

試合観戦中からは事態の展開によっては、と思いましたので飲酒は控えてました。残ってれば車で休憩してから、と思いましたが、まあ大丈夫だろうと。午前1時半には無事に帰宅できました。

 

余韻に浸るとまでの印象でありませんでしたが、東京オリンピックも同じような体験ができるんじゃないかなあ、やっぱり行こうかなあとか考えてます。

 

 

 

 

 


愛媛県伊予郡砥部町千足「秋の砥部焼まつり2018」【わけししょうロケ】

2018年11月24日 | イベント

秋も後半に突入の11月ではありますが。らしい日差しに誘われて、砥部焼(とべやき)を見にいきましょうと、家人を連れだって「秋の砥部焼まつり」にはせ参じたのであります。

全国的にはそれほどメジャーではないブランドではありますが、なかなか味があるのです。 多少の揺れはあるものの、基本的には陶器ではなく磁器であること、工程がほぼ手作りであること、厚手で丸みがあること、生活用雑器が多いこと、などが基本といえましょうか。白磁に呉須で描くTOBE BLUEは、地元ということだけでなくても、和気入道はたいへん「お気に」なのであります。さらには気鋭な新手が競ってヌーベルバーグを展開しています。

 春にも同イベントは開催されるのですが、これまではこちらの方によく行ってました。春は体育館に所狭しと売り物が並べられるのです。

 

会場に着きますと、春なら器以外の物販ブースが並ぶ通りに窯元のブースがずらりと。体育館ではなく、露店での販売となっております。大きな特徴としては窯元と直接触れ合いながら購入ができることですね。

 

大勢がそれぞれのブースで物色しています。県内外からお越しになられているのでしょうね。まずまずの人出といえましょうか。

 

 

 

 

天気が良くて、デイライトが効果的な照明となって、器が映えますから良く見えてしまうんですかね。落ちた銀杏の葉が自然のいいアクセントになってます。掘り出し物はないか、全ブース2回は廻りましたよ。1点モノが多く、見逃さないように目ざとくいきます。1廻り目はモノと値段をチェックして比較検討相談、2廻り目でお買い上げ。

 

 で、飲食ブースで一休みします。

 

地元の焼肉屋さんブースで、豚丼ぶりに唐揚げ。家人はビールと。

 

 

 

こちらが戦利品。酒器2点と小皿1点2枚。

使い勝手が良さそうな、気取らない感じですかね。お値段もたいへん気取ってませんでした。その気になればいくらでも買っちゃうと思うのですが、グッと抑えてたいへん小振りなお買い物にとどめておきました。

 

砥部焼って、よもすれば女性っぽいやさしい感じですが、由来はそうでもないんです。刀の砥師に「伊予砥」と言われ珍重された砥石を切り出した際に出る粉を練って作陶し、焼いたのが発祥なのであります。すでに砥石は産出されなくなり、幻の砥石となっています。

そんな由来の器で日本酒をいただくのも、なんとも風情があるように思います。

 

ps

さて、この度人気ブログランキングにエントリーしております。備忘録的な文章ばかりではありますが、愛媛のトピックとして誰かのお役に立つやもしれません。よろしければ、クリックいただきますようお願いいたします。お役に立った場合もお願い申し上げまする。

 

 

 


愛媛県今治市菊間町池原「第8回羊大好き毛刈り大会」【わけししょうロケ】

2018年04月30日 | イベント

 春の麗(うらら)真っ盛り、2018年のゴールデンウィークがやってきました。

さて、どこに行こうか、できれば近くて安くて楽しくて、さらにはこれまでにないような体験ができれば言うことなしなんですが。そんな都合のいいことがありますか? 大人も子どもも満足できて、親しい人と集って、美味しいものをいただいて、季節や自然を満喫できることってできますか?

はい、ありました。天候やロケーション、コンディションやタイミング、集まれた面子など結果論的にそうであったということですが。

 

縁あってお誘いいただいたのですが、初めての参加と相成りましたのは………………………

「第8回羊大好き毛刈り大会 by作業所こまどり」 でございます。

 

午前10時からの 開始ということでそれに合わせて出立したつもりだったのですが、田舎ではありがちな、車のナビゲーションシステムが示した地点ではなさそう。街中に点々と在る幟旗が目印とも聞いていたのですが、緑の広場公園あたりで立ち往生してました。そこにお誘いした知人(原住民)がちょうど通りかかったので、ついていくことにしました。山の中をどんどん進み、ほどなく会場に到着。こじんまりとした規模だろうと高を括っておりましたが。

 

すでに大勢の人が集っているようです。誘導された駐車場から歩いてますと、「ヒツジ進入禁止」のロープが。きちんと正面ゲートから入場します。

全然、小規模ではありません。長蛇の列が幾カ所にもできてまして、パッと見では状況が把握できません。

ゲートには受付ブース。その足元には「獄門島」ばりの生首? が並んでます、と思いきや。帽子だそうです。

 

どうやら、毛刈り体験希望者がズラリと列をなしているようです。和気入道子はあまり興味がないのと、すごい行列に嫌気がさしたのか、体験はパス。その様子を眺めることに。

 

本日の主役たちです。まさに沈黙の羊たち、って感じで鳴きもせず静かにしております。少ないけど、羊の群れってことですかい。なんか癒されます。

 

子どもたちはエサの草を手に伸ばし、気まぐれに食む羊たち。順番に一頭ずつヘアーカットされるようです。

 

ここが刈場です。2人がかりでの完全なマウントポジションです。羊のパンチ&キックを封じ込めてます。





専用のバリカンで隅々まで刈っていきます。鳴きもせず、所々に切り傷を作りながら、ひたすら耐える羊さん。抑え込むのも当然ながら本意ではありません。でも、そうしないと危険だし、作業が進みません。

かくして

はい。お疲れ様でした。これから暑くなるためにすっきりしてもらうことと、羊毛の収獲という2つの目的があるわけですが。毛を刈らず放っておくと命にかかわるとのことです。

 

で、スタッフのエスコートのもと、子どもたちが毛刈りをおこないます。おっかなびっくりで腰が引けています。まあ、初めての体験だろうしね。

かなりパワーがあると思われるバリカンは重量も人間用とは違うでしょうね。両手仕様となってます。

 

でもって、戦利品? がこちら。

一頭分の羊毛です。どれくらいの量なのか、よく判りません。これからどれくらいの糸が取れるのでしょうか。

 

メインイベントとはまったく別のところで、これまた行列ができてます。「お供馬の乗馬体験」ができるのです。今回は4頭のおんまちゃんが闊歩します。

「お供馬」は今治市菊間町の秋祭り神事での走り込みに用いられる馬です。サラブレッドと思われます。


和気一家はこちらに関心があり、家人と長男が行列に並んでました。ほどなく順番が来て、グランド? を一周。

普段は体験することがない、高さからの眺めは格別とのこと。こんなお手軽に触れ合う機会って貴重じゃないかなあ。今治には「野間馬ハイランド」という施設があり、子どもは馬に騎乗できるのですが、大人向けには県内外の乗馬クラブくらいしかありませんし。

 

テントの中では「手紡ぎ体験」ができます。スタッフが横についてくれて、糸車で羊の毛を糸にします。

和気の知人が挑戦したのですが、意外と難しいとのことでした。そりゃまあ、熟練を要するでしょうね。

 

隣のテーブルではフェルトブローチづくり(有料)がおこなわれていて、老若男女がチクチクやってました。

 

 

こちらは飲食用のブースです。プライバシーに配慮してぼかしてあります。

さあ、これだけ盛況となれば期待できるかも。今回のイベントに限ったことではありませんが、野外イベントの屋台って、ドンドンとレベルが上がってますよね。昔はメニューもお決まりで、とりあえず野外で買い食いできればよかったのですが。今や、本格的ともいえるメニューや洗練された美味しいものが少なくありません。

 




まずは「大岡蒲鉾店」のせんざんき。菊間の国道沿いにある地元では馴染みのあるお店なんですが。なぜ鶏? じゃこ天とかじゃないんだ。あえて、変化球勝負とは。紙カップに割り箸1本突き刺すスタイルも、これまた独特。

でもって、お味のほうですが………………。いやあ、美味しいですねえ。愛媛今治は鶏料理が非常にお盛んな土地柄でして。その土地柄にふさわしいレベルに仕上がっています。和気一家は次回もリピートするでしょう。

 



こちらは子どもがオーダーしたカレー(甘口)。味見できませんでしたが、2人とも軽く完食してました。

 

 

 


こちらは初めて見ました、レンガ積みの石窯が鎮座しております。

 

八幡浜からの出店なんでしょうね。初めて見ました。即買いでしょ!



いや~、本格的なお味です。トマトではなく、マヨネーズ系プラスカレーとは。昔、東京でよく食べたような。でも、生地もチーズもすばらしい。焼き方もいいと思います。このレベルが野外で食べらるとは。

 

続いて持ち帰り、お土産系。

かえでファームのパン。安定のqualityです。子どもは迷わずメロンパン。ココナツオイリーな食パンもおいしかった。

 

こちらは「つむぎ」さんのブース。

いわゆる「移動ポッケ」を2点お買い上げ。

さらにクッキーなど。たくさんの種類がありましたが、和気的には「きなこ」がおいしかったです。コストパフォーマンスもいい。

 

てな感じで春を満喫した充実したイベントだった思います。昨年に引き続いて参加された方によると、今年のほうが人出が多かったとのこと。スケールも大きくなったのでしょうか。天候がよかったことも功を奏したといえましょう。

まさに草食的なイベントといえましょう。優しさとか平和さが漂う、癒しの空間でございました。予定合せて来年も行くと思います。

ただし、狼な和気入道から言わせますと、「羊は美味しいんだよ」と邪悪な笑みをうかべているのであります。

 

 


愛媛県松山市和気町「大声大会 2017」[和気入道ロケ]

2017年07月18日 | イベント

7月の第3月曜は「海の日」です。ここ最近にできた国民の祝日ですね。といっても何が狙いか、よく解らないとも言えなくもないのですが。和気入道発祥の地であります和気には海があります。和気海岸は旧松山市北部に位置し、堀江海岸と連って砂浜を形成しています。松山とは松が多いことに由来しているとのことですが、和気海岸の松林はその真骨頂といえましょう。古くから海水浴や釣りで市民に愛好されています。大幅な改修工事を経て、トイレなども整備されました。静かな波に松の緑と瀬戸の島々を展望できる風光は五感でぜひとも味わってほしいものです。地元民はボランティアで清掃活動をおこなっており、バーベキューや花火の後片づけをしない人間的闇と闘っております。昔の話でいえば、隣接する堀江海水浴場に面していた南海興業さんには虎や豹が飼育さていて(イヤイヤほんとに)、ガキの我々は海に泳ぎに来ては普通に猛獣を見ていた思い出があります。また、和気漁港の堤防は松山市内屈指の釣りの好ポイントだったのですが、どんどん釣れなくなっています。

私が和気入道と称してこの地に遊楽しておりますのは、この潮気に独特の効能があるとの師の教えにあります。中国は晋国(山西省)祁県の王師がこの地を訪れた際、「大海の気を受けて練拳せよ」との御託を受けました。その後に「和気功」としてごく一部の愛好者が集っています。これについてはまた別の機会に。

さて、話は戻りまして。今回で10回目となる「大声大会」が開催されました。よくあるような愛を叫ぶイベントではございません。れっきとした防災対策の一環なのです。

ずらっと並んでいるのは、地元和気公民館館長以下、国県市の議員および秘書、行政担当、地元各校校長、警察消防、地元企業などのお歴々です。

大海参加者は地元の町内会・自治会別にチーム編成した地元民と、地元小中学校および特別支援学校の通学生などです。その他、ギャラリーとしてチームには参加しない地元衆です。来賓はえらくお堅い皆さんですが、参加者はかなり牧歌的というか呑気な印象を受けます。

消防艇もデモンストレーションで、盛り上げます。といっても、放水が届くほどでもないのですが。間近に見れば迫力あるんでしょうけど。海岸や離島では必要となるのでしょうか。こんな機会でもなければ、配備されていることなんて知ることがないでしょうね。



地震が体験できます。子どもたちにはプチアトラクションと化してますが。

 

で、こちらが大声大会本番です。集音マイクの前で絶叫します。ただし、愛を叫ぶのではなく、災害に関するワードに限定されています。「津波だ! 逃げろー!」「火事だ! 逃げろ~!」で占められます。言いやすいのは火事の方です。なので、防火イベントとなってます。

老若男女がとにかく叫びます。測定がアナウンスされ、ボードに記録が書き込まれていきます。


その参加者は引き続き、こちらの競技に参加します。消火器的あてです。

数十メートルを消火器を持って走り、ピンを抜いて火に見立てた標的を狙います。ターゲットを倒すと走って戻ります。これまた、ゲーム的ではありますが、消火器を扱う機会というのも貴重といえます。

お遊びといえば、その通りなのですが、継続して開催し参加していると、無意識の領域に刷り込まれるものがあるのではないか、と思います。いざというときに大声を出すことがサバイバル・防犯では生死を別けることって、じゅうぶんあり得ます。消火器についても同様です。和気も経験がありますが、操作を練習していないと本番ではなかなかスムーズに扱えないものです。

 

その他、地元の和気小学校の水軍太鼓部による演奏などがあります。まあ、公共のお手盛り的な内容ですが、それ以外に参加者の楽しみがあります。これがこちら。並ぶテントに人が集まります。


カレーライス(ビーフ)とお冷が無料でふるまわれます。はっきり言って食べ放題。福神漬けも添えられてます。

地元婦人会の皆さんが大鍋で大量に仕込みます。以前、加勢した家人によりますと、意外と自由な造り込みとのことで、カレールーも複数種をぶち込んでたとのこと。お母さんのカレーと称するにふさわしい、具だくさんのビーフカレーです。辛くはないですね。スライスられたニンニクが入っており、作った人のこだわりが感じられます。

 

さらにカキ氷も食べ放題。シロップも4種類くらい、お好きなものを言ってください。

それほどサラサラの氷ではありませんが、炎天下にはありがたい。今回はレモンでいただきました。子どもたちは大喜びです。

海水浴場でありますので、地元民以外も来ています。で、こちらの炊き出しの列に遠慮なく並ぶことができます。終盤にははかすために浜で呼び込みさえされます。次回以降、ご利用ください。ただし、大声大会開催時間中は車両が海岸線には乗り入れできません。

集客のための飲食提供という役割は当然あるのですが、これまた防災減災の側面も持っているといえます。災害時の炊き出しや食材の手配や調達ルートの確認など、表面には視えない訓練になっていると思われます。これだけの規模で定期的に開催されているのも珍しいのではないでしょうか。翻って家族レベルでの災害時対策もアウトドア・キャンプが基本となるわけで、和気一家ではこの夏も勤しむのであります。

次回は、揚げたてのトンカツと練乳を持って行きましょうか。