松山の名物的なイベントとして開催されている三津の朝市です。場内の魚屋が市民に開放され、多種の魚介が市価よりも安く買えることが最大のウリです。以前はもうちょっと頻繁におこなわれていたのですが、どう考えてもエリア内の鮮魚店の営業を著しく脅かす存在だったようで、年に3~4回くらいの開催になっています。
松山エリアには、生鮮食品を主とした規模の大きな「市」といえるような場所がありませんでした。強いていえば、三津の商店街がその役割を果たしていたようですが、現在は厳しい状況です。ただし、三津を盛り上げようと奮闘している勢力もあり、こちらは別の機会に触れたいと思います。
さて、和気入道一家では楽しみにしている恒例行事です。いつもは産品が豊富に並んでいる開場時間に合わせて向かうのですが、今回は10時30分目安みに乗り込むことにしました。大阪から「海鮮プロレス」の一団が来るからです。
いろんなインディーズ団体・ローカル団体・ボランティア団体がありますが、エラ呼吸のレスラーたちとは。コミカルな展開もあり、意外と小さい子どもたちから声援が飛んでいました。
朝市ではいろいろなイベントやブースを構えています。地元の和食屋さんが厚焼卵の実演販売をやってました。強火で豪快に焼いているのはなかなか見応えがあります。すかさず並んで、購入しました。350円也。その場で熱々を食べている人もたくさんいましたが、持ち帰っていただきました。次回もたぶん買うと思います。
さて、今回はあえて残り物? をさらう感じでアプローチ。目を付けてもとりあえずすぐには売り切れないとの読みで、値段だけチェックして流します。ここでのコツですが、すぐに飛びつくと別の店でちょっとお安いのがあったりして、心が少し悲しくなるときがあります。1通り流して見当を付けます。しかし、これは買い! の直感を信じて即アタックをかける場合もあります。で、今回の即ゲットとしては、養育本マグロの大トロと中トロの中間的トロ。短冊こんだけで1000円也。
さらにイクラの醤油漬け1700円をゲット。即買いはこんだけで、プロレスイベント見たり、卵焼き買ったり、してから舞い戻ってきました。1回目に見たときは1000円だったかのが、800円に訂正が入ってました。こ、これは………
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新聞でも紹介されていた、海水域で養殖された「来島サーモン」です。実はサーモンではありません。正体はニジマス、レインボートラウトです。食品表示が問題になったことがありますが、鮭と鱒にそれほど違いがあるわけもなく、許される範囲でしょう。試験的に出荷したものでしょうか、350gで800円也。成果としては文句なしです。
ニジマスの特徴となる色の帯も確認できます。ほんとの「初物」です。刺身にして、イクラと一緒にいただきました。脂はあっさりしていて、べっとりサーモンとは違います。いいと思いますよ。これからも改良していくとのニュースがありましたから、さらにおいしくなるかもしれません。
愛媛は養殖王国で、鯛にハマチにカンパチにオコゼにトラフグに………、とレパートリーも豊富なんですが、本マグロにサーモン系とは。時代は変わりましたね。プロレスではありませんが、愛媛県産養殖バトルロイヤル海鮮丼が現実のものとなりますね。ぜひ企画されてはいかがでしょうか。