海外滞在中の大きな楽しみはお食事ということになります。ガイドブックやsiteで狙いを定めて、現地の文化を肚で感じたいところです。言葉の壁が立ちはだかり、思い通りにいかないことも含めての、コミュニケーションも重要です。言葉ができなくても、意思の疎通ができれば喜びもおいしさも大きくなります。恥はかき捨ての意気込みで。
さて、和気一家さんのお食事は、事前に狙いを定めたのは、「上海グルメその1」で紹介したドイツビールのお店と復活したHard Rock cafe Shanhai、お店の指定はないけど、本場小籠包の3つくらいでありました。食事のためにわざわざ足を伸ばすのも、手間ではあります。それ以外の食事はなるべくその辺で、といきたいところです。
2日目の夕食はホテルの近くにある小さなお店にしました。滞在していたホテルにも大きなレストランが併設されていて、利用したかったのですが、宴会がいくつも入っているようで、ちょっと入店できそうもありません。通りの向かいにはコンビニと武館とマッサージ屋などがあり、その隣にgoogle mapでみても、載っていないようなお店がありました。新しいからかもしれませんが。人民と同じものを同じようにいただくことこそ、醍醐味。
奥にあるビールはよく見れば、プレモルではないようなサントリー。飲んどきゃよかったなあ、とちょっと後悔。
さて、メニューを拝見。漢字圏の人間には、まだマシですよ。気合いと腹の虫で挑みませう。
まずは「青椒土豆絲」。ジャガイモの和え物です。青唐辛子が非常に辛いので、イモだけ食べます。日本人にも人気のメニューです。
店のお姉さんが勧めてくれた、多分「糖醋排骨」。なんか話が通じた風を装ったため、注文が通ってしまったようです。こんなプチ失敗は気にしないぜ! さて、お味は文句なし。日本の酢豚ともいえるのですが、肉オンリーです。
似てますが、こちらは「紅焼羊肉」。注文時に「辛くないほうがいい?」と訊かれので、そうしてもらいました。硬い部位もありましたが、絶品でした。ニンニクも効いてた。
こちらは子どもが所望した餃子。中国ですので、水餃子です。たぶん、自家製でしょう。セロリが効いて美味しい。ちょっと硬めの肉汁少なめ。あと、ホタテの蒸し料理と白ご飯(日本レベルを期待してはいけません)。中国ではついつい多めに頼んで、持て余したりするので、やや少な目に頼んで、後から追加するスタイルがいいでしょう。呑みは家人はビール、残りはお水。お冷やが出てくるご時世になりました。ちょっとこわいなあ。生水は飲めないお国柄なのですが、最近は出てくるところが増えました。飲んでも問題はなかったです。
値段的にも安心プライス。とりあえず、問題ないところを確保すれば連続して利用することが多いですね。結局は1回のみの利用でしたが、湯記酒店のお向かいの小さなお店。名前も失念したけど、次回も同じホテルなら、利用すると思います。
次の日の昼は、お待ちかねの小籠包です。中心部に移動したため、お店はそこいら中にあるだろうと余裕をブッこいてましたが、意外になくて見つけたときはホッとひと安心。「南京湯包」というお店です。なぜにナンキン? 店先に蒸籠を重ねています。店内の壁に写真とメニューが貼り出してあります。いわゆる粉物のお店です。
店先で蒸してますから、あっという間に出てきます。1籠8元。本場の値段ですねえ。ほとばしる肉汁。いや~、これこれ。上海に来たのはこれを食すためです、はい。
店内でお兄さんがせっせと作っています。おいしいわけですよねえ、包みたてを蒸すんですから。レンゲも常備してくれているので、それに1個ずつ乗せて、ハフハフやりながらいただきます。自家製? のつけダレもおいしさを引き立てます。
和気殿、好きなワンタンを追加で。小椀で5元。油ネギが浮かぶ上品なスープ。ワンタンは具がたっぷり。食べ応えあります。翌朝も朝食をここで摂りました。なんかみんながワンタン食ってましたから、人気あるんでしょうね。シュウマイもおいしかったですよ。麺類も攻めたかったなあ。
一時撤退していたhardrock cafe に行きました。あまりにも街に溶け込んでいたため、1回は通り過ぎてしまいました。派手な看板もなにもありません。よ~く見ると、ショップがひっそりとありました。パンダもいます。もちろん、1頭お買い上げ。
夕方前でしたので、2階での飲食となります。
北京に比べるとえらく狭い感じです。欧米人が半分くらい。
ここもそうですし、ドイツビール屋も、中国のポテトってなぜか本当においしいんですよ。バーガーの中身はチキンフレークのみ。でも、これまたおいしい。
熱いガトーショコラにバニラアイスにチョコソースと生クリーム。甘いのなんのって。頭が悪くなりそうな、スイーツでございました。
ショップにて自分たち用お土産をまあまあ買いまして、食事代と合わせて飛行機代くらいかかりました。安いか高いか? まあ、迷ったら買え! を実践しました。次回にはなくなってるアイティムばかりでしょうから、ねえ?
【まとめ】
物価上昇を考えると、お値打ち度が薄れてしまった感もありますが、庶民的なお店はまだまだ魅力があります。あえて、混んでいる人気店を避けて地元人がそれなりに入っているお店を選ぶ手もあります。運の良しあしですが、おいしいお店に巡り合えば、どんどん行ってしまいましょう。回を重ねれば愛想もよくなるかもしれませんし、忙しくない時間帯であれば、筆談でコミュニケーションを取ることも可能ではないでしょうか。漢字圏の楽しみです。身の回りには最低限の用心を。おいしいからといって、食べすぎないように。水や油が合わないとおなかを壊しますよ。