明日は帝都

最近来なくなった野良猫のハーちゃん。この猛暑でご臨終か。

　上京を前に、打ち合せ用の資料をあれこれ用意し、部屋の片づけと
夏への模様替えも若干し、珍しく水拭き掃除まで済ませてサッパリ。
帰宅した時に「あ～家はクーラーなくても涼しげで好いわぁ」と思いたい
一心だった。が、言う程変わり映え無し。

　冷蔵庫の中もサッパリ食べ尽くし、残ったのは香の物と焼酎少々。
この頃は酒量もガクンと減ったので、これで帰宅した一晩は大丈夫・。

　午後からは４本目のバネ指に３回目の注射を受けに医院へ。また
お医者様が違ったが、先生によって微妙に所見が違うので勉強になる。
この指がまだ軽い状態である所見に変わりはないが、今回の若い先生は、
注射は何回しても別に腱に悪影響はないと仰る。でも私はこれまでの
先生達が仰るように、ステロイド注射は度重なれば細胞を壊すかも、と
直感。

　にもかかわらず、３０秒位に長く感じる注射を・・・して頂いた。
　今日は注射の日！と決めていたからだ。何なの～私の直感ってっ？

　暮れに手術した３本目の手術跡が未だに硬く盛り上がっていて、時々
疼いたりすると言うと「糸ですね」と、抜糸しきれずに残っていた糸を
チリチリ痛く引っ張って抜いてくれた。お腹に針や鋏を残された人は
どんなに痛かった事か、と取り出された３ｍｍくらいの糸を見て思った。

　車椅子の小団体が医院の狭い廊下にやってきて、介護のおばさん達が
子供に話しかけるようにして苛立ちを消化している。ともすると怒鳴りがちな
同僚に「怒っちゃダメ」ともう一人が怒鳴る。みんな大変なんだ～。

　明日の上京を前に、非日常と日常の中に不条理を味わった一日。
　
　熱い。心も体も。