人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

点滴週間 その1

2007年10月16日 | 徒然
 9月中旬から体調が戻らなくなり、病院のお世話になっている。眠れないのがいけないのだ。10月に入って1、2日と、元気の出る点滴を受けた。祇園ライヴを過ぎれば眠れるだろう・・・多分。

10月3日
 不思議人Mr.時広氏(デザイナー)の、「神無月の夕べ」本番。
 場所は、福井駅前佐佳枝廼社(さかえのやしろ)境内の奉納殿。提灯やら老松やらで飾られた舞台は、まるで盆踊り会場のよう。およそ時さんの宇宙的世界にそぐわないが、何とか照明と衣装の存在感で乗り切れそうだ。
それより問題は私・・・私がモデルなのだ

 後のお二人は、和太鼓奏者のイケ面森内君とその仲間の凛々しき美女大谷さん。二人とも何たってお若い。この二人に挟まれて肩身の狭い人村だったが、いわゆるファッション・ショーではなく、互いに特技を披露しながらのショーなので、準備が進むうち腹が据わってきた。私はCDの曲にのせて詩を一編だけ語る。

 開演は、ニューヨーカーの吉川(きっかわ)氏のチェロ演奏が終わった後、19時45分から。野外だから、照明といっても持ち込みのわずかなものだけ。暗いのが助けだ。しかも福井市のカリスマ美容師Mr.高橋氏と、そのスタッフのメイクさんがついている。テレビのヘアメイクと違って、彼らは美を追求してきたプロ。夜陰に浮かんだ私は・・・誰だか分からなかったくらい変身していたらしい。
喜ぶべきか・・・

 それにしても、衣装のほとんどが、シェイクスピア劇で藤間紫さんや市川笑也さんらが身につけた豪奢(ごうしゃ)なもの。
なにしろ大きい、長い、重い・・・
こけたら、つんのめったら、うまく回れなかったら・・・

これを優雅に着こなさねばならないのだから、三人とも緊張しまくった。
そんな私たちを、カリスマ美容師Mr.高橋たちが、付きっ切りで世話して下さる。
パリコレのスーパーモデルになった気分 最高だった

そしてショーも、お客様の温かい拍手の中、無事終了。
結果はさっぱり分からないが、三人のにわかモデルたちは、凄い経験をした興奮冷めやらず、誰彼かまわず抱き合って「お疲れさん」の嵐。

 時広の不思議ワールドに魅せられた、夢のような一夜の初体験でありました。


 続きはまた明日
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