『六道輪廻』大阪公演が終わった。いやはや、餓鬼に苦しみ、
餓鬼に救われた。何故かと言うと・・・。
京都では東本願寺「東山浄苑ホール」での公演だったので、
ラストシーンの振り落とし(幕を舞台最上部から切り落とす事
=歌舞伎用語)で、ご本尊がきらびやかに現れる演出だったのだが、
大阪は普通の劇場なのでご本尊が無い。そこで、六道(地獄・
餓鬼・畜生・修羅・人間・天道)のうち五道(人間以外)を、
劇中の衣裳を着た役者自身が現す演出となった。
劇中で餓鬼役も演じる私は「餓鬼の物凄い衣裳だけは二度も
着たくない!」と念じていたのに、結果は大当り・・・。
ラストシーンで、萬斎さんのかっこいい阿修羅の下で、エイリアン
のような衣裳を着てポーズをとる破目に、クー・・・。
おまけに今日は、劇中の早変わり餓鬼シーンの着替えで、脚を入れ、
手を入れ、胴体に首を入れた後に、前後ろを間違えた事に気付き、
あろう事か上半身だけをグリッと回してしまったのだ。当然下半身は
ねじれる、ヨネ・・・(この状況は、実際に衣裳をご覧になった方にしか
ご理解頂けないのが残念だが)
この時は、総動員して着替えを手伝ってくれていたスタッフ、キャスト
が声を殺して大笑い。私は笑うどころではない、また出トチったらと大慌て。
しかし、一度手足を入れたが最後、身動き出来ない衣裳なのだ。よって
たかってクロスした脚を抜いてくれるやら、入れ直してくれるやら・・・
薄暗がりの舞台裏は、てんやわんやの大騒ぎだった。
お陰で終演後の深夜スタッフ打ち上げで、おおいに受けまくったという次第。
何が災い、イヤ幸いするか分からないのがライヴ(生)の世界の魅力だ。
私の今現在のあだ名は”餓鬼村”、アハ・・・。
ちなみに大阪打ち上げは、狂言界の重鎮・野村万作氏のお声掛けだった。
私は万作先生に、何故か「あなたはここに」とお傍に侍らせて頂いた。
身に余る光栄。今回の旅の出会い、ここに極まれり!
餓鬼に救われた。何故かと言うと・・・。
京都では東本願寺「東山浄苑ホール」での公演だったので、
ラストシーンの振り落とし(幕を舞台最上部から切り落とす事
=歌舞伎用語)で、ご本尊がきらびやかに現れる演出だったのだが、
大阪は普通の劇場なのでご本尊が無い。そこで、六道(地獄・
餓鬼・畜生・修羅・人間・天道)のうち五道(人間以外)を、
劇中の衣裳を着た役者自身が現す演出となった。
劇中で餓鬼役も演じる私は「餓鬼の物凄い衣裳だけは二度も
着たくない!」と念じていたのに、結果は大当り・・・。
ラストシーンで、萬斎さんのかっこいい阿修羅の下で、エイリアン
のような衣裳を着てポーズをとる破目に、クー・・・。
おまけに今日は、劇中の早変わり餓鬼シーンの着替えで、脚を入れ、
手を入れ、胴体に首を入れた後に、前後ろを間違えた事に気付き、
あろう事か上半身だけをグリッと回してしまったのだ。当然下半身は
ねじれる、ヨネ・・・(この状況は、実際に衣裳をご覧になった方にしか
ご理解頂けないのが残念だが)
この時は、総動員して着替えを手伝ってくれていたスタッフ、キャスト
が声を殺して大笑い。私は笑うどころではない、また出トチったらと大慌て。
しかし、一度手足を入れたが最後、身動き出来ない衣裳なのだ。よって
たかってクロスした脚を抜いてくれるやら、入れ直してくれるやら・・・
薄暗がりの舞台裏は、てんやわんやの大騒ぎだった。
お陰で終演後の深夜スタッフ打ち上げで、おおいに受けまくったという次第。
何が災い、イヤ幸いするか分からないのがライヴ(生)の世界の魅力だ。
私の今現在のあだ名は”餓鬼村”、アハ・・・。
ちなみに大阪打ち上げは、狂言界の重鎮・野村万作氏のお声掛けだった。
私は万作先生に、何故か「あなたはここに」とお傍に侍らせて頂いた。
身に余る光栄。今回の旅の出会い、ここに極まれり!
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