二本足の學者を目指して

賢を見ては齊しからん事を思ふ

平成三十年一月二十二日(月)土屋道雄著「福田恆存と戰後の時代」Kindle版

2018-01-22 07:07:07 | 文學、精神、そして魂
 土屋道雄著「福田恆存と戰後の時代」Kindle版

 亡くなつてゐた土屋道雄先生 - 言葉の救はれ・時代と文學 -

 土屋道雄著「福田恆存と戰後の時代」Kindle版

 遅れ馳せながら、上述の著書を讀んでゐる。ブログでも引用されてゐる福田恆存の言葉――。

 一般人が誤解してゐるのとは正反對に、ロレンスが生涯を賭けて求めつづけたことは結婚の永遠性といふことであります。そしてそのために、かれは性を解放しろなどといつてゐるのではなく、その反對に、性の愼しみを保てといつてゐるのであります。

 ――福田恆存を讀んで何年にもなるが、この大事に就いて、今の今迄知らないでゐた自分が耻づかしい。それにしても、是非とも若い人達に讀んで欲しい名著である。
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