ピアニストの肖像 (1)バックハウスとゼルキン 2016-03-21 21:00:18 | 芸術・読書・外国語 僕がバックハウスと出会ったのは古いCDだった。いつどんな経緯で買ったかは分からない。それはカラヤンがベルリンフィルでブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏するグラモフォンのCDである。音質はザーッとノイズの入った、程度の悪いアナログ盤のもの。名盤だからというわけでもない。ブラームスは、ゼルキン=セルのクリーブランド響版をオーブンリールのテープに録音して擦り切れるほど聴いた。高校生の受験の合間にクラシ . . . 本文を読む