実はこないだ Amazon 読み放題で森山錬という人の「ゴルフは右手の使い方だけ覚えれば上手くなる」という雑誌を読み、最近練習場で思い当たる事があって「なるほどねぇ」と思いました。振り返って見ると、私は会社で先輩方から教えてもらいつつゴルフを始めた20代の頃からずっと「左手主体」で振っていたように思います。もちろんインパクト時には右手も力を入れますが、結局右手は全力で振っていると言うよりは、左手のリードに従って最後にパチンと当てている感覚の方が強かったんじゃないかな、と思っています。それで確か250ヤードくらいは飛んでいたように思うので、まあまあ私には合っていたんじゃないでしょうか。
ゴルフパートナーで練習を始めてからもそれは変わっていなくて、やはり左手が主体でした。その打ち方でハンドファーストに取り組んでいたんですから、何時までたっても上手く出来なかったんだと思います(グスン)。おまけに YouTube を見たりして最近もブログで「やっぱりクラブは左で引かなきゃ」とか書いていたんですから、何をか況やです(お恥ずかしい)。
これはよくよく考えて見れば判る事だったんですが、クラブヘッドがボールとコンタクトしている時間はゼロかというと少なくともコンマ何秒かあるわけで、その間にクラブを「押すのか引くのか」は大変重要な問題なわけです。で、物理学を持ちだすまでもなく、方向性を求めるなら左手で引いて一発の爆発的飛びを狙うなら右手で目いっぱい押す、でしょう(そんなことは分かり切ってるっちゅうの!)。つまり両手を使って左手で引きながら右手で飛距離を稼ぐ!、ってのが究極のインパクトですね(結局それかよ!)。問題は左右のバランスです。当然飛ばしたいわけですから力のある右手が主体になるのは理に適っているという訳です。
ここで私が考えているのは皆さんとちょっと違っていて、私は右手が「とても弱い」ということなんです。脳梗塞で右手が使えなくなってからは瓶のフタを開けるにも一苦労する位に指の力が弱くなっていて(笑)、ようやく最近になって例えば冷凍パスタの袋をハサミを使わずに手で破く、なんて芸当がやっと出来るようになったわけです(これ、私にしてみれば感動もんですがこの気持ち、わかるかなぁ?わかんねーだろなぁ?・・・って、ちょっと古いねぇ)。というわけで何とか右手は生活に支障ないレベルには戻ってるんですが、ことゴルフのスイングとなると「本来の力強さにはまだまだ追い付いていない」のが現実です。
そこで今一度右手の力を強化し、以前のような「飛距離」を取り戻してみようと考えたわけです。
さて右手の力を目一杯使って威力あるボールを打つにはどうすればいいか?。無暗に腕力にたよるんじゃなく「体を使う」ことが大事だ、とはそこかしこのレッスンで散々言われていることではあります。私がこのところ考えていたのは、例えば下手投げのピッチャーが地面すれすれから速球を投げるようなイメージで右手でクラブを振る、という身体を使ったスイングです。ところが天気が急降下して雪なんぞ降ったりしたお蔭で仕方なく練習をキャンセルし、家に籠って YouTube を見てたらお気に入りの「新井淳先生」の動画でインパクトの形を分かりやすく教えてくれていたのです(もしかして前に一度見ていたのかも)。
いくつか動画を見て私なりに理解した点を次に書いて見ました(多分間違ってると思うので、気になる方は YouTube を見て正しい方法を覚えるようにして頂けると幸いです)。これを自宅でイメージトレーニングし、今週の練習で取り組んで見よう思っています(気温が上がれば、ですが)。果たしてこれが「飛距離アップ」に直結するのかどうか・・・、結果が楽しみです。
1、サムダウン
インパクトで右手はキャリーバッグを引っ張るような「親指が地面を向く」形が良さそうです。今まではその辺がちょっと曖昧な感じになっていて、手首を出来るだけ下げてシャフトを水平に近く持ち上げる格好、つまり先生の言われる形とは真逆の「サムアップ」にして、それで手首を思いっきり返す打ち方をしてました(私のようなアマチュアに有り勝ちです)。どうしても野球の打ち方が抜けないんですねぇ。野球なんかやったこともないのに、です。しかしクラブヘッドを無理やり立てる形のこのスイングでは、スライスは出なくなるかもしれませんが逆にフックや引っ掛けが多発します。それに何より「ハンドファーストにはならない」のです(ハンドファースト命の私には致命的です)。それで新井淳先生の仰る通り、右手をサムダウンにして「思いっきり引っ張る」打ち方に替えようと思いました。これから必死で練習します。
2、左の壁
動画を見た感じで書いてるんですが、ヘッドがボールをハンドファーストに捉える瞬間に「手が左に出ているように」見えます。理想です。しかしこれが私にはどうしても出来ませんでした。どうしても打つ瞬間にクラブが身体の正面に来てしまうんですね。ところが目線カメラの映像を見るとグリップは身体の前まで回っていてシャフトは真横になり「身体の右側で目標方向に押し出す」ように振っているのです。しかも手首の角度は「曲がったまま」になってるじゃありませんか!。つまり、今まで身体の正面で「手首を伸ばし」て右から左に返していたのが、これだと「右横で下から上に跳ね上げる」スイングに変わっているわけです、これは衝撃です!。先生は動画では「左の壁」と言っていましたが、これでようやくインパクト周りの動きに一連の繋がりが見えて来ました。体を使って最大インパクトを得る方法が、この腰溜め打法(私の造語)にある、と確信しました。突っ込みを無くす、ではなくてもともと自然と左側の「体側」が伸びる打ち方、が正解だと思いました。右側面で腰溜めで打てば、大谷翔平ならずとも「後ろにのけ反る」のは当然でしょう。
3、フィニッシュ
今迄はスイングしても途中で止まってしまい、どうしてもカッコいいフィニッシュが取れませんでした。まあスイングスピードが上がれば自然と惰性で振り切れるようになるだろうと思って余り気にせずそのままにしていたんですが、流石に最近「どうも変だな」とうすうす感じて来たんです。振った後に身体が正面を向かないのは「突っ込んでる」のも理由の一つですが、何より「スイング自体が間違っている」ことに気が付いたのです。前傾姿勢で無理やり下を向き、そのままインパクトで「上体をグルんと回して・・・」と女子プロみたいな体の柔らかい若い人じゃないと出来ない形を真似して「昭和のスパルタよろしく」苦痛に耐え続けて練習してたのは何だったんでしょう?。ああ、もっと早く気が付くべきじゃん!、でしたねぇ。つまり、インパクトでは既に体は「目標方向」に向いている、が正解でした。
以上です。これを集中的に練習して、念願の飛距離アップを目指します!
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なお、YouTube で確認したいと思われる方は新井淳先生の動画、「投げ縄スイングの手首の動きを目線から詳しく説明します」がお勧めです。また「1レッスンでシャロ―に振り下ろせる・・・」や「「シャロ―に振り下ろす」腕の振り下ろす方向について・・・」も非常に参考になります。それと、じっくり基本から学びたいという方には「「グリップ引き込みハーフショット」のポイント・・・」が良いかなと思います。ご参考まで。
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