政治不信と一言に片付けるのは簡単だが、その論理は一面的である。何故なら彼らは政治以外のことにも、例えば経済や宗教や健康にも一様に不信だからである。彼らは目の前の快楽にしか興味を持たない。給料のことやファッションのことや、音楽のことサッカーのこと。それらがもう少しましならば、自分たちの生活もチョットはセレブっぽい暮らしが出来るのにと思ってるが、だからと言ってしゃにむに働くとかは全然考えない。ただ、裕福に生まれなかった、あるいは才能に恵まれたかった、それだけなのだ。自分達の人生はそんな物、社会の仕組みにがんじがらめになって、今更あくせく働いてもたかが知れてるって思ってる。クリスチァーノやレオになれたら良いのにと夢見る事はあっても、それが単なる夢だって事は最初っから分かってんだよバカヤロー、なのだ。この閉塞感にどっぷり浸かって生きてる若者達は、もう2〜3年で社会に出なくちゃいけない。「選挙なんて、全然おもしろくねーや」と言うのが当然だ。社会に対してもともとネガティヴなスタンスの彼らは、かって社会の不条理に怒りをぶつけた60年代の若者とは、まるで違うのだ。生来の小市民、行動半径500mの中に、生活も人生もある人々である。
ニュースを賑わすごくごく一部の人たちの事は、しっかりチェックして話題に乗り遅れないようにしてるが、自分だけのマイナーな趣味にはこだわりを持ってお金も使う。鉄ちゃんや歴女、山ガールや爬虫類女子。今の時代、生きて行くのに社会の支えは要らない。健康でありさえすれば、少人数の友達と自分の殻に閉じこもって楽しく暮らしていけるのである。選挙なんて煩わしいことに関わっても、一つも良いことがない。私は、今回新しく選挙権を得た若者達がどれ程投票所に足を運ぶか疑問に思っている。精々40%、もし30%の数字であっても驚かない、その程度じゃないかな。
こんな若者達が真剣に政治のことを考え、社会を良くしようとアクションを起こすには、日本がぶっ潰れるぐらいの大変革が必要だ。外国船が続々とやって来て海に浮かび、江戸幕府という階級制度が音を立てて崩れる明治維新という大変革を目の前にして初めて、当時の若者達は夢を現実のものとして考えた。若者は、夢が夢のまま終わってしまうことを知っている。それが普通であり当たり前なのだ。我々は戦後のバブルを経験し、皆んな社長を目指して頑張った、ハーメルンの笛吹きに踊らされたネズミのように。世代というのは刻印のようなものである。時代が変わり環境が変わっても、考える事は変わらない。ポジティブな生き方がベビーブーマーの証なのだ。今の若者とは生まれた時が違う。もう選挙なんて、他人事なのではないだろうか。
ニュースにいちいち反応してあれこれ文句を言ってたが、なんか最近疲れてきて楽しくない。ニュースに出てくる人達に、自分達との一体感が感じられないのである。麻薬だ不倫だと言われれば、それはそれで話題にはなる。けれど政治なんか、どうせお金持ちの間でワーワー言ってるだけで、俺たちには関係ない。それが正直なところじゃないのか、そう思えてきた。無力というのではない。無関心なのだ。政治が決める事は我々の生活に影響してくるのはわかっているが、「俺たちが決めることじゃない」っていうのが本音である。で、何を望んでいるかっていえば、今の社会を支えているものが全部ぶっ潰れることである。明治維新がもう一回起きて特権階級がぶっ飛んで、資本の再分配が行われて天地がひっくり返って、、、
アメリカではトランプが大統領になるかもしれないが、彼は「破壊のヒーロー」である。彼のような候補者がいずれ日本でも登場し、すべての既得権益に対して「理屈抜きでバカヤロー」と噛み付く、存在自体が不満と破壊の塊のような人物が現れる時、それが大変革の始まりでは無いだろうか。
残念ながら、それは今ではない。後10年、日本では明治維新がそうだったように「大変革は海を渡って」やって来る筈であるから。
ニュースを賑わすごくごく一部の人たちの事は、しっかりチェックして話題に乗り遅れないようにしてるが、自分だけのマイナーな趣味にはこだわりを持ってお金も使う。鉄ちゃんや歴女、山ガールや爬虫類女子。今の時代、生きて行くのに社会の支えは要らない。健康でありさえすれば、少人数の友達と自分の殻に閉じこもって楽しく暮らしていけるのである。選挙なんて煩わしいことに関わっても、一つも良いことがない。私は、今回新しく選挙権を得た若者達がどれ程投票所に足を運ぶか疑問に思っている。精々40%、もし30%の数字であっても驚かない、その程度じゃないかな。
こんな若者達が真剣に政治のことを考え、社会を良くしようとアクションを起こすには、日本がぶっ潰れるぐらいの大変革が必要だ。外国船が続々とやって来て海に浮かび、江戸幕府という階級制度が音を立てて崩れる明治維新という大変革を目の前にして初めて、当時の若者達は夢を現実のものとして考えた。若者は、夢が夢のまま終わってしまうことを知っている。それが普通であり当たり前なのだ。我々は戦後のバブルを経験し、皆んな社長を目指して頑張った、ハーメルンの笛吹きに踊らされたネズミのように。世代というのは刻印のようなものである。時代が変わり環境が変わっても、考える事は変わらない。ポジティブな生き方がベビーブーマーの証なのだ。今の若者とは生まれた時が違う。もう選挙なんて、他人事なのではないだろうか。
ニュースにいちいち反応してあれこれ文句を言ってたが、なんか最近疲れてきて楽しくない。ニュースに出てくる人達に、自分達との一体感が感じられないのである。麻薬だ不倫だと言われれば、それはそれで話題にはなる。けれど政治なんか、どうせお金持ちの間でワーワー言ってるだけで、俺たちには関係ない。それが正直なところじゃないのか、そう思えてきた。無力というのではない。無関心なのだ。政治が決める事は我々の生活に影響してくるのはわかっているが、「俺たちが決めることじゃない」っていうのが本音である。で、何を望んでいるかっていえば、今の社会を支えているものが全部ぶっ潰れることである。明治維新がもう一回起きて特権階級がぶっ飛んで、資本の再分配が行われて天地がひっくり返って、、、
アメリカではトランプが大統領になるかもしれないが、彼は「破壊のヒーロー」である。彼のような候補者がいずれ日本でも登場し、すべての既得権益に対して「理屈抜きでバカヤロー」と噛み付く、存在自体が不満と破壊の塊のような人物が現れる時、それが大変革の始まりでは無いだろうか。
残念ながら、それは今ではない。後10年、日本では明治維新がそうだったように「大変革は海を渡って」やって来る筈であるから。
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