以前、Amazonの電子書籍Kindle版の「万葉の虹」という本が iPad mini では読めない、とい話をした記憶があって今回、その方法が分かったので報告して置く。それは Kindle アプリではなく、別に Kindle ストアというサイトをブラウザを開いて目的の本を買うという操作が必要なのである。なんだかよく分からない仕組みだが、今回それをやったらアッサリ購入できたのだ。2940円が740円になって、しかもゴミも出なくて場所もとらなく、おまけに持ち歩きも便利である、言うことなしとはこのことだ。ついでに調子に乗って他の本も検索していたら、千住の図書館に通って読んでいる「阿蘇外輪山」が Kindle unlimited 版でなんと「無料」ででているではないか!なんと言う幸運なのだろう、カモがネギを背負って自分からやってきたのだ、ああ!。もうKindle の会員登録をしなければ罰が当たるというものである。
とりあへず万葉の虹をダウンロードして読むことにした。Kindle の unlimited は最初に30日間無料体験期間があって、期間中は合計10冊までダウンロード出来る。つまりダウンロードしたら読んですぐ削除し次をダウンロード、というのを繰り返してできるだけ多くの本を読み、30日過ぎる前に退会すれば「完全無料」で1円も払わずにやめることができる(らしい)。だから読みたい本が目一杯読める態勢を整えなければ、あっという間に期限の30日が来てしまうのだ。もちろん毎月980円払って会員になっても、ひと月に単行本なり文庫本の厚めの本を一冊読みさえすれば元はとれるので焦る必要は無いのだが、「無料となると気分が高揚する悪い癖」が抜けきれてないので、ついつい焦ってしまうのである。まぁ最悪980円払ってもいいかなとは思っているけど。
それで駅の方に行ってマルイのビルの2階にある静かな喫茶店に入り、iPad mini を取り出して早速「万葉の虹」を読み始めた。私が前から追いかけていた「天智天皇と天武天皇が、どっちがどっち」という謎について、のっけから明快に切って捨てている書きっぷりは見事だ。天智は近畿天皇家の皇子であり、天武は白村江の戦いで唐の捕虜になった幸山天皇の弟(大皇弟)であるという。漢の高祖に自らをなぞらえて赤い旗印に使ったと言う、天武のエピソードは一体どうなるのか少々疑問だがそこは書いてない。他にも「大化の改新は東国に攻め込んできた九州倭国軍の戦闘」だとか、「斉明天皇は実は九州に行ってない」とか、次々とびっくりするような事が書いてある。
これは凄い本だ。そういえば千住の図書館でちょっとかじった阿蘇外輪山の本にも「邪馬台国は九州日田地方の事を、舞台を奈良県に移し替えて書いてある」と色々な例をあげて説明してある。古事記が「推古天皇で記述が終わっているのは、そこで近畿天皇家が断絶したから書いてないのだ」と、思わず納得させられそうなことを書いてあるのだ。驚愕の事実とは正にこの事である。しかも「そっちの方が辻褄が合っている」のだからますます本当らしく思えてくる。こうなると、日本書紀という書物の信憑性は元より、「最初から全部ウソ」と見て真実を再構築するほうが「回り道せず分かり易い」とすら思えるのだから恐ろしい。日本書紀や万葉集に出てくる奈良の地名は、ほとんどが「そっくりそのまま九州に存在する」という事実が逆に、地名を頼りに歴史を紐といていくと「日本書紀のワナに引っ掛かる」ことになるのだ。これは心してかからなければいけない。
結局、もう千住の図書館には行かなくても用が足りる、ということになった。私の図書館人生も意外と簡単に「Amazonの戦略にハマって」、昭和世代の苦学生もどきの図書館スタイルは、あっさり今風の電子書籍に取って代わられてしまったようである。何事も新しい方が便利だし、目的にも適っている。これから本はすべて Amazon でダウンロードし、Amazon で検索に出てこないものは「この世に存在していない」と思うことにした(なんと本末転倒な)。世界一のブラック企業で日本政府に消費税を払っていない反社会的な企業でもある Amazon だが、私一人が抵抗してももうどうしようもない。どこか古代史専門の本を電子書籍の形で「ネット図書館」形式で提供してくれないだろうか。そうすれば、月額1500円位払ってもいいけど。音楽だって、既にアップルなどが有料配信を「買取ではなく、レンタルで」始めていて、それなりに成功している。もう音楽も書籍も電子化されて、個人が所有するのではなく、その「果実だけを楽しむ時代」になってきたのかもしれない。
新刊本は今や全部「原稿は電子化されている」のだから、電子書籍の方が実際に製本するより「ずっと簡単」なのである。既に出版されている過去の本も「活字をスキャン」するのは簡単だから、やる気があれば5年もすれば全部できるはずである。本を作るのに関わる企業(印刷業・製本業・紙業・それに本屋など)は職を失うが、それも時代の流れであろう。昔は活字を組んで印刷したらしいが今は電子印刷で、活字を組んでいるところはほぼ無いそうだ。滅びゆくものは日々に疎し、である。
とりあへず万葉の虹をダウンロードして読むことにした。Kindle の unlimited は最初に30日間無料体験期間があって、期間中は合計10冊までダウンロード出来る。つまりダウンロードしたら読んですぐ削除し次をダウンロード、というのを繰り返してできるだけ多くの本を読み、30日過ぎる前に退会すれば「完全無料」で1円も払わずにやめることができる(らしい)。だから読みたい本が目一杯読める態勢を整えなければ、あっという間に期限の30日が来てしまうのだ。もちろん毎月980円払って会員になっても、ひと月に単行本なり文庫本の厚めの本を一冊読みさえすれば元はとれるので焦る必要は無いのだが、「無料となると気分が高揚する悪い癖」が抜けきれてないので、ついつい焦ってしまうのである。まぁ最悪980円払ってもいいかなとは思っているけど。
それで駅の方に行ってマルイのビルの2階にある静かな喫茶店に入り、iPad mini を取り出して早速「万葉の虹」を読み始めた。私が前から追いかけていた「天智天皇と天武天皇が、どっちがどっち」という謎について、のっけから明快に切って捨てている書きっぷりは見事だ。天智は近畿天皇家の皇子であり、天武は白村江の戦いで唐の捕虜になった幸山天皇の弟(大皇弟)であるという。漢の高祖に自らをなぞらえて赤い旗印に使ったと言う、天武のエピソードは一体どうなるのか少々疑問だがそこは書いてない。他にも「大化の改新は東国に攻め込んできた九州倭国軍の戦闘」だとか、「斉明天皇は実は九州に行ってない」とか、次々とびっくりするような事が書いてある。
これは凄い本だ。そういえば千住の図書館でちょっとかじった阿蘇外輪山の本にも「邪馬台国は九州日田地方の事を、舞台を奈良県に移し替えて書いてある」と色々な例をあげて説明してある。古事記が「推古天皇で記述が終わっているのは、そこで近畿天皇家が断絶したから書いてないのだ」と、思わず納得させられそうなことを書いてあるのだ。驚愕の事実とは正にこの事である。しかも「そっちの方が辻褄が合っている」のだからますます本当らしく思えてくる。こうなると、日本書紀という書物の信憑性は元より、「最初から全部ウソ」と見て真実を再構築するほうが「回り道せず分かり易い」とすら思えるのだから恐ろしい。日本書紀や万葉集に出てくる奈良の地名は、ほとんどが「そっくりそのまま九州に存在する」という事実が逆に、地名を頼りに歴史を紐といていくと「日本書紀のワナに引っ掛かる」ことになるのだ。これは心してかからなければいけない。
結局、もう千住の図書館には行かなくても用が足りる、ということになった。私の図書館人生も意外と簡単に「Amazonの戦略にハマって」、昭和世代の苦学生もどきの図書館スタイルは、あっさり今風の電子書籍に取って代わられてしまったようである。何事も新しい方が便利だし、目的にも適っている。これから本はすべて Amazon でダウンロードし、Amazon で検索に出てこないものは「この世に存在していない」と思うことにした(なんと本末転倒な)。世界一のブラック企業で日本政府に消費税を払っていない反社会的な企業でもある Amazon だが、私一人が抵抗してももうどうしようもない。どこか古代史専門の本を電子書籍の形で「ネット図書館」形式で提供してくれないだろうか。そうすれば、月額1500円位払ってもいいけど。音楽だって、既にアップルなどが有料配信を「買取ではなく、レンタルで」始めていて、それなりに成功している。もう音楽も書籍も電子化されて、個人が所有するのではなく、その「果実だけを楽しむ時代」になってきたのかもしれない。
新刊本は今や全部「原稿は電子化されている」のだから、電子書籍の方が実際に製本するより「ずっと簡単」なのである。既に出版されている過去の本も「活字をスキャン」するのは簡単だから、やる気があれば5年もすれば全部できるはずである。本を作るのに関わる企業(印刷業・製本業・紙業・それに本屋など)は職を失うが、それも時代の流れであろう。昔は活字を組んで印刷したらしいが今は電子印刷で、活字を組んでいるところはほぼ無いそうだ。滅びゆくものは日々に疎し、である。
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