明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフの愉しみ(40)ちゃごる+GGを極める(1)

2020-09-15 11:56:00 | 今日の話題
両者のいいとこ取りする方向で練習をすすめている私だが、ここに来てようやく「明るい未来」が見えてきた。インパクトでどうしたら一番力が入るか、それがイマイチ分からなくて悩んでいたのだが、やっと「少し分かってきたかな?」という感じである。こうなると練習していても楽しい。そのきっかけは、フジモンティのCSの番組「プレメンレッスン」を見たことに始まる。ゴルフのレッスン動画は三觜先生や井上コーチなど、多くのレッスンプロが YouTube に上げていて、我々アマチュアが見て参考にする機会もふえているのだが、さすがテレビは構成がしっかりしていて、見ていて「ハッと気がつく」事が多いと感じた。YouTube は自分で選んで自由に見られる代わりに、それほど見る側に「真剣さ」が無い。それに引き換え、テレビは見てる側がついつい「画面を注視する」ので、頭に入って来やすいのだと思う(私が古い世代だから、かも?)。これは、動画の作りが YouTube は「まだまだ視聴者との心理的距離が遠い」のである。YouTube 動画といっても「映像作品」に変わりはない、というスタンスが造り手側には必要だと思う。今は余りにも「自分たち目線で」、視聴者はただそれを眺めている感覚なのである。YouTube と言えども、もう少し送り手側の「伝えること」を明確にする作り方が必要なのではないのだろうか。まあとにかく、私が今回テレビで発見させられた「GGスイングの基本」を簡単に説明しよう。なお、場合によっては適宜「ちゃごる」の理論を織り交ぜて書いてみたい。「●」印の部分は、私の考えた「プチ格言」である。

(1)バックスイングで「左脇腹」を折る
いままで、どうにもクラブの上げ方が分からず悩んでいたが、左脇腹を意識的に折ることで「アッサリ」解決した。フジモンティのプレメンレッスンは全4回のうち、まだ2回した放送してないのだが、早くもバックスイングの上げ方で「新発見」があった訳だ。前傾姿勢を維持する時に「左脇腹」を折ることだったが、これが私のスイング全体を「劇的に」スムーズにした。

クラブを上げる時に腰を回して、尚且上体を前傾させたままにするには、どうしても「上体を右」に向けざるを得ない。そうすると、いくら上体を捻って肩を回しても「頭が右」にあるので、ダウンスイングで頭を元に戻して打たなくてはならなくなってしまう。そうすると、今度は腰を左に回してインパクトする時に、頭が左に流れるのだ。つまり、回転の軸が動いてしまっていたのである。

● 左に突っ込む原因は「脇腹を折っていない」からである

(2)ダウンスイングでは、今度は「右脇腹」を折る
バックスイングで会得した左脇腹を折る動作に対して、今度はダウンスイングで逆に「右脇腹を折る」。これが今回フジモンティの YouTube で発見した「一番の成果」である。これを発見してからテレビでPGAの選手のスイングを見たりすると、全員多かれ少なかれ「インパクトで右脇腹が折れている」ではないか。多分上級者は自覚していないと思うが、アマチュアの殆どは「この動作が出来ていない」為に、腰の回転と同時に上体が左右に動いてしまうのだ。

脇腹を折ることで頭が動かなくなり、身体が縦回転してスイングが安定する。クラブを思いっきり振っても、上体が動かなければ「ボールに当たる確率」が飛躍的に高くなるのだ。スイング軌道が安定すれば、ボールの方向性も良くなるわけである。あとはスイングスピードを上げるだけ。さらには、肩・胸を回すのを「速くする」ことに集中すればよい。インパクトは、スイングを考える中で「操作することが出来ない自動運動」だから、後はただ何も考えず「振り切るだけ」で良いことになる。

● 右脇腹を折れば、いくら振っても前傾姿勢は崩れない

(3)右手を背屈し、低い軌道で外回しする
GGでも背屈に触れているが、それはシャローイングとの関係で言っているので、ここは「ちゃごる」のスイング理論の方に注目した。ちゃごるのスイングの根幹は「身体を回転させて、遠心力でスイング軌道を安定させる」方法である。身体を止め、腕や手でクラブを操作して、尚且安定してボールにヘッドを当てるのは非常に難しい。ダフリやトップやシャンクなどの多くのミスは、全て「ヘッドの進入軌道のズレ」なのだ。このクラブヘッドの軌道を安定させる一番の方法は、「胸を中心にして、水平軌道で回転させる」ことである。回転させることで「大きな筋肉の最小の動き」でシャフトの先のヘッド位置を自由に調整することが可能になる。アマチュアの多くは手先を動かしてしまうので、中心がズレて当たらなくなるのだ。胸の回転で遠心力を発生させ、クラブ軌道をボールに向けて最適化することで進入軌道を安定させ、そしてヘッドの微調整は「身体の姿勢」で制御する。これが「ちゃごる理論」の奥義だと思う(私の勝手な解釈だ)。結果、手先を使ってボールに合わせるような動作を「一切しない」ことで、常に「ヘッドの芯で打つ」ことが可能になる。毎回芯で打てれば、ヘッドスピードが少々足りなくても「良いゴルフ」は出来るはずだ。要は、手先で操作しないことである。

● クラブの遠心力でボールを打ち抜け

(4)方向性は打点と左肩の位置で決まる
クラブの進入軌道が一定ならば、出玉の方向は打点のヘッド位置と遠心力の中心軸である胸の位置関係で決まる。アドレスのボール位置が決まっていれば、左肩を一定の位置に動かすことによって、いつも安定した方向性が確保できる。よってインパクトの殆どは、ダウンスイングの「クラブ軌道次第」で決まってしまうわけだ。そのためには左手を伸ばして低い位置に下ろし、右腕を伸ばしながら「遠心力」を活用して、ジェット機が着陸するように「進入コース」に乗せることが重要になってくる。大きな腕の振りは必要ない。インパクトまで腕に力が入らずに、クラブが「スーッと淀みなく下りてくる」のが理想である。しかしボールとヘッドが衝突する衝撃は「普通に振っても2t」だという。だから右手で衝撃を受け止める態勢が必要になってくる。この態勢については、ちゃごるの「当たり負けしないインパクト」がお手本になるだろう。つまり、野球の「ホームラン」を打つ要領で右手を突き出すのだ。

● インパクトは、最後は「右手」でしっかり叩け

以上である。今回自分のゴルフが如何に「物理の法則」に従っていなかったかを思い知らされた。今まで思ったようなスイングが出来なかったのは、「頭を動かさないとか、クラブのタメを作るとか、上から入れるとか、ダウンブローに打つとか」、結果として現れる「表面的な形」を求めていたからである。プロの分解写真を見て「形」だけなぞっていては、動きの「本質」は見えてこない。今回、フジモンティのテレビを見たお陰で「運動の原理原則」の理解が一歩進んだ気がした。人間の手は器用である。しかしその動きの「大本」は体幹の動きに制限されて動く。ボールに正対して、遠心力でヘッドをボールに当てるには、それなりに身体の体幹を「適正な位置に保持」しなければ、上手く行かないだろう。まず腰・胸などの体幹を適正に動かし、それが出来てから「遠心力を使って」ヘッドをボールに当てるのだ。あくまで姿勢が大事である。

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