明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフニュース(72)何か掴んだような気がしてる

2024-06-13 20:21:00 | 今日の話題

昨日いつものようにゴルフパートナーに行って練習していた時の事です。頭の位置、前傾角度、アーリーリリースとハンドファーストのインパクトなどなど、一応一通り練習をしましたがどうも手首の動きがスムーズに行きません。まあいつもの事ですがこの日はちょっと気になりました。私は以前からダウンスイングの軌道を何とかスムーズにしようと色々工夫してちょこちょこ変えてはいたのですが、それとアーリーリリースとの兼ね合いが今一つ分からなかったわけです。インパクトでクラブヘッドは地面に届かなければいけないわけですから、クラブがボールに向かう段階である程度ヘッドは下降軌道に入っていなければならないのは当然です。だが余り早い段階で下ろし始めると手首が解けてアーリーリリースになってしまうわけです。この二律背反の兼ね合いが分からなかったんですね。

今まではプロ或いは上級者であれば勿論ヘッドスピードは私より相当速いだろうし、クラブを下ろすタイミングを遅らせても十分に間に合うだろう、という程度に考えていました。つまり、手首が柔らかくて強靭な人は出来るが、私のように関節が固いアマチュアはやろうとしてもできない技なのだ、と諦めていたわけです。ちなみに石川遼は親指を曲げて腕にくっつけることが出来るそうです。恐ろしく関節が柔らかいらしい、というのを何かのニュースで読んだ記憶があります。じゃあ、アーリーリリースなんか「屁のカッパ」だよねぇ。やっぱりゴルフもスポーツだから身体能力の差は歴然って事ですな、残念!

まあ身体能力については最初から諦めてはいましたが、たまに YouTube を見ていると初心者の女性がゆっくり振っているのにも関わらず、何故かアーリーリリースにならずに「タメ」が出来ている映像があったりするのはどうしてなんだろうか?と疑問でした。私はと言えばアーリーリリースを意識して「手首を鋭角に曲げ」ようと必死に頑張ってダウンスイングしているにも関わらず、ビデオを見てみると「ありゃま~」という位に手首が解けて「盛大なアーリーリリース」になっているじゃああーりませんか!。正直悲しいですよ、全く。

しかも余り意識してインパクトを遅らせると当たりが悪くなって「ボテボテの球」しか出なくなってしまうんです。で、当たりを意識して真っ直ぐ当てようとすると今度は「みっともない位にタメが解けた」だめだめスイングになっちゃうわけですね。どーすりゃ良いのよ、何とかしてぇ~!。結局2時間の練習はこの繰り返しです。早い話があくまでアーリーリリースにこだわってボテボテの球を打つか、それとも見た目はみっともないオジサンスイングでも構わないからナイスショットして満足するか、どっちか選ぶしか無いんじゃないか、という究極の二者択一を迫られているわけですね。何とも悲しい選択です。

昨日はそんな事を考えながら最初の1時間は練習していました。一応スイングで気をつけた点は・・・
① アドレスからバックスイングに入る時、まず「ハンドファースト・インパクトの形を作って」それからクラブを上げる
② 軸は右斜めではなく、ボールと頭と腰を一列にして「真っ直ぐ」に回転する
③ トップでは右に胸を向けたまま、左のお尻を後ろに引いて
④ 左に体重を移しながら「左脇腹の張り」を感じつつ
⑤ 切り返しで意識して「左肩を入れ」るようにしながら、さらにクラブを引くようにして打つ姿勢に入る
⑥ 最後に右に胸を向けたまま「左脚をグッと伸ばし」て腰高で切り返す
⑦ その時に余り沈み込まずに「やや高い位置」からダウンスイングに入り
⑧ 逆にインパクトでは意識してお尻を高く上げ、目線を手元に寄せて顎を引いて「頭をグッと下げる」ように前傾姿勢を深くする
と、ここまでは今までの練習の延長で、ほぼほぼ何も問題がない私の理想のスイングに近づきつつあると感じています。言うならば「竹田麗央」風の迫力あるスイングですね(本人が思ってるだけ)。だが今回書きたかったのはこれではなく、新発見の「手首の返し方」についてです。

私は今まで「手首を上下に曲げ伸ばし」して動かしていました。だからタメを作ろうとクラブを鋭角に保つのには相当な力が必要だし、それをインパクトで一瞬で伸ばすにも結構な筋力が必要でした。これは一言で言えば、要するに「縦振り」スイングだったわけです。しかし昨日、それではいつまでたってもアーリーリリースは治らないんじゃないかと考えて、試しにクラブを「横振り」にしてみた訳です。つまり、インパクトの形をそのまま手首の角度を変えずにクラブを逆戻りさせて右腰の辺りに持ってくると、クラブの位置はだいぶ低くはなりますがその分手首の曲げ伸ばしが全く必要ないので「ものすごく楽」なのです。要は手の位置を下げて低い軌道から「横振りスイング」で払うように打てば、手首を上下に曲げ伸ばしする必要は全くないわけです。これは目からウロコでした。手首は上下に曲げ伸ばしするのではなく、角度は変えずにただ「左右に叩く」ように使うだけでした(これを「ヒンジ」というらしいです)。

勿論ダウンスイングでのクラブ軌道を「横振り」スイングに合わせて「低い位置に下ろす」必要があるので練習しなくてはいけませんが、何よりインパクトの感触が「格段に良くなった」のは収穫でした。それに上下に動かすよりは左右に動かす方が「力強く」インパクト出来るのも魅力です。新しく横振りに変えてから30分ほど打ってみましたが、ボテボテの当たりは殆ど出なかったと思います。それに「シャフトのしなり」を感じたり、ハンドファーストで球を打つタイミングが以前と比べて取りやすくなったりと、思ったより「良い事ずくめ」だと言う事が分かりました。これはもしかしたら「やっと何かを掴んだ」と言えそうな発見です。この手首の使い方をしっかりと我がものにしてスイングを一段上のレベルに持って行く為には、次の練習が大事になってくると思いました。予定は金曜日です。ついでに飛距離も伸びるといいけど・・・



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