トラブルがあったコカ・コーラから、本日ようやくのこと書留でお金が返って来た。トラブルがあったのは19日だから、かれこれ10日もかかったわけである。もしかしたら私の言う通り、自販機に千円札がひっかかっているかどうか確かめて時間がかかったのかも知れないが、しかし超一流企業のコカ・コーラ・ボトラーズがたかが千円ごときに「まさか」ねぇ。まあ社内の報告だとか書留事務とか郵便局の都合とか、色々あるのだろう。時間がかかったことについては私は何とも思ってはいない。が、それにしても日数がかかり過ぎてるだろうって話である。私は返金は「クレカでいいです」と言ったのだが、実際は書留で返金されたあたりに何か理由があるのかも。同数されていた文書には住所氏名などの個人情報を問いただした点を詫びていたが、これだって聞かずに処理することも可能なんである。まさか後々なにか事件になったときのために住所を確認したりして・・・、まさかまさかですよねぇ。
で、私も暇なついでにこの返金処理をもっと楽にするやり方を考えてみた。
1、返金は担当者がユーザーの住所氏名を聞いて現金書留で送るというアナログ方式をやめて、すべて企業のホームページから返金専用アプリに入り、そこで全て処理する方法に切り替える。
① まずホームページからトラブル専用アプリに入って処理を始める
② アプリではインシデント番号を表示。パスワードを生成して、以降はこのインシデント番号とパスワードを入力してアクセスし、参照・処理を行う
③ 自販機番号、自販機住所、戻らない金種・金額、等々、詳細を入力。社内出金の書類作成と機械の改良・処理能力向上に資する。
④ 返金方法を paypay 等のキャッスレス決済か現金かをユーザーが選ぶ
a、 paypay などを選んだ場合:私はキャッシュレス決済について詳しくないので良くはわからないが、社内の許可がおりたらユーザーの paypay 口座に金額を振り込んで終了
b、 現金を選んだ場合:返金場所を取引のあるコンビニからユーザーが選んで指定。ユーザーは返金用のメールアドレスを入力し、準備完了したら企業側は受取バーコードを送る。コンビニでバーコードを読み取って「現金を渡して」返金完了。現金は後日企業からコンビニに補填する(毎日商品を届けているのだからその人が補填すれば良いと思う)。現金は「荷物」として処理するのでコンビニは帳簿に載せる必要は無い。
以上です。
これなら面倒な個人情報を聞かなくて済むし、なにより現金書留などという面倒な処理はしなくて良くなるのが企業としては便利である(万一の場合は後から調べる事は可能)。社内許可さえ下りれば最短10分で返金処理完了だから、10日も待たせることなくユーザーの不平不満も最小に抑えられると言える。
2、虚偽申告の問題
ひとつ問題が残るのはユーザーがウソをついている場合であろう。これに関してはお金と商品は「同時交換」の大原則を徹底して機械を改良、絶対に「詰まることが無い」ような構造にするしかないだろうと思う。やり方としては入金確認・商品選択して両方が「所定の場所に降りてきていることを目視確認」出来るような窓を作り、OKボタンを押すと商品が出てきてお金は背面に落ちるか、返却レバーを引くと商品は背面に落ちてお金は「返却窓が開く」仕組みに作り変えると良いと考えた。まあ実際は中々簡単には行かないと思うが、自分の入れたお金が商品を手に取るまで「見えている安心感」は、ユーザーに取っては気が楽である。
3、キャッシュレス化
それとは別に自販機の未来について、今度また新紙幣が出るというんで自販機業界では「また金がかかる!」と大騒ぎらしい。私に言わせれば逆に「いつまで続けるつもり?」なのか不思議でならない。もはや都会ではコンビニの普及で殆ど利益が出ないと言うし、コンビニが無いような過疎地であれば各家庭で冷蔵庫に貯めるのは常識である(自販機がなかった頃は普通だった)。勿論、山登りで遭難し飲水が無くて死にそう・・・って時に岩陰に自販機があって、そこで500mlの水を買って何とか生命を繋いだ、なんて麗しい美談ももしかしてある「かも」知れないが、そんなところに自販機置いたら水1本ウン万円でも元取れないだろうし、第一「商品入れ替え」は何時誰がするんだよ!って話である(まあ、これは特殊な例ですが)。
とにかく「辺鄙な所に自販機」というのは昔は便利で重宝したかもしれないが、要は「採算が取れない」って事と同義なんじゃないだろうか。これからは、お客は飲み物を魔法瓶で持ち歩くかコンビニに行くか、または喫茶店に入るか我慢するか、何れにしても「計画的行動」を取るようになって行くと思う(昔はもっと計画的に生活していた)。つまり自販機は徐々に「用済みアイテム」になって行く運命なんだろうと思う。そして今ある自販機は「全てキャッシュレス化」して現金使用不可にするのが妥当でしょう。そうすれば当然「返金の手間」もかからないわけです。
つまるところ結局私は時代の進化に置き去りにされた「最後の現金自販機」で、不幸にもお金が詰まるというトラブルに見舞われてしまった不運な男!・・・ってことになるんでしょうか?、情けない話です。
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