明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ニュースを考える(59)芸能人は茨の道

2025-01-27 13:49:59 | 私の意見

歳のせいか最近は嬉しいこと楽しいことは素直に受け入れるようにし、悲しいこと腹の立つことは仕方ないものと捨て置く気持ちが強くなったと思います。昔は四十にして迷わずと言われましが、今は七十にしてようやく自分の人生がトラブルなく無事に送れていることに感謝しています。しかしそれにしても世間を騒がせている中居くんの問題は、芸能人の身の振り方って難しいんだなって思うようになりました。

当の中居くんはトラブルを示談で済ませて芸能界に残るつもりだったようですが、色々問題が大きくなり過ぎて、とうとう引退して舞台から消えてしまったわけです。過去の例で言えば島田紳助氏や宮迫博之氏やフワちゃん氏など(引退しているので一般人の表記です)、人気絶頂のさなかに突如引退に追い込まれた例は枚挙に暇がないのが芸能界です。それでも問題があった芸能人全てが同じようにバッシングされて舞台から消える、というわけではありません。そのぎりぎりセーフと一発アウトの線引きは何なんでしょうか?

私はそれは、一つには自身の性格が、にこやか且つ控え目で他人を押しのけて前に出るような目立ちたがりではなく、良く言えば内向的悪く言えば引っ込み思案系の人間ということではないでしょうか。端的に言えば、視聴者が目を掛けてあげたくなる「愛されキャラ」と言えます。つまり今回は自身の失敗でトラブルになったけど、真摯に反省しているんなら「許してもいいかな?」、と思ってくれる人柄ですね。

そして二つ目は本当の意味で何らかの「芸」を持っているかいないかです。例えば音楽や絵画や舞台それに文学などに始まりモノ作りや学問やスポーツといった各種分野、要するに「ある種の才能を必要とする技能」に秀でていれば、個人の私的な行動はそれとは別だ、としてそれ程大きくならずに扱って貰えると言うわけです。

このどちらかを「中居くんが持ち合わせて」さえいれば、もしかしたらゴメンなさいで済んでいた「かも」知れない話でしょう。残念ながら彼にはそれが無かったためにトラブルを穏便に収められず、とうとう引退せざるを得なかったというわけです(彼の場合、その失った利益は莫大な金額になった筈)。

それにつけても「芸は身を助く」ですね、身につまされる話です。

追伸:フジテレビの問題は今日いよいよ二度目の会見が開かれる予定て山場を迎えます。国民が「全員裁判官」という、言わばSNS時代の異常な雰囲気でスタートしている問題ですが、果たしてどうなるか?。私はフジは他の局とちょっと違って朝のワイドショーもエンタメ系に振り過ぎてる感じがして余り好きじゃなく、結果TBSとかにチャンネルを合わせてるわけですが、この辺も中居くんと同じく「局の個性」というのが影響してるんじゃないか、と邪推しています。

今夜は会見の評価を各局どのように報じるか、大いに楽しみですね。



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