2022年7月4日(月)くもり。
今日の山は雲に覆われている。
花粉症と環境
花粉症で、目・鼻・喉などでかなりひどそうな症状をみせている人がいる。そんな人たちはなぜか都市部に住んでいる人が多いような気がする。
農村地域や山のふもと付近で自然豊かな地域に住んでいる人にそんなに患者が多くないように思う。
酪農を営んでいる家の子供で、小さい頃から牛舎に出入りして、牛の世話を手伝っている子たちにアレルギーがないことが注目されている。
市街地の緑化。街路樹。人目線だけの自然にはアレルギーを引き起こす要因があるようだ。
例えば、銀杏並木。きれいな銀杏並木、人工の緑地に深呼吸したくなるかもしれない。
でも、見事に並んで植えられている銀杏の木はすべてオス。行政は、実をつけるメスの木は始末が大変だから植えたくないからだ。
見た目はきれいだけど、オスの木が一斉にメスの木を求めて大量の花粉を飛ばすことになる。
人間が人口緑地として選ぶ植物にはかたよりがあり、生物多様化が欠如する。同じような種類の植物が同じような花粉を一斉に飛ばすことになる。
さらに、気候変動による花粉を多く飛ばすような外来種が強く繁殖していくことなども原因だ。
今の都会の大気は以前と比べると、排ガス規制などの努力もありきれいに見える。
でも、燃えないゴミを埋め立てしている地域から飛ぶ目に見えない細かい化学物質、中国から飛んでくる黄砂、PM2.5なども混ざり、そこに花粉が加わる。
花粉症は様々なストレスも原因となる。
もうどこかに逃げようか?と思ってしまいたくなるかもしれない。でも、一度花粉症になった人は、別の花粉にもアレルギーになりやすくなるらしい。
なんとも悔しいことだ!
参考