*双極性障害*(躁鬱病)だったわたしの断薬日記。。

14年の「双極性障害」からの精神薬「断薬」。自身の経験を生かし、現在「ライフ・コーチ」として活躍。「礼」の活動奮闘日記。

余命をどう過ごすかのお話

2010年07月12日 | 人生を少しだけ リセット
これは ある老人のお話。

戦後、苦労をして一生懸命働いて多くのお金を稼いだ。

結婚もし、二人の子宝にも恵まれた。

老人は若い頃から商売が上手で、次から次へと商売の幅を広げていった。


そんな老人も、もう90歳だ。

後、何年生きられるだろう・・・・

(あなたならどんな人生を送りますか?)

老人は今までとても苦労をし、成功してきました。

でも、それは辛い時もどんな時もずっと支えて来た、奥さんがいたからやってこれたことです。

その老人の取った選択は、「若い女性に何千万円ものお金をつぎ込んで遊ぶ」ことだったのです。

奥さんは、その老人の自作自演で「妻の物忘れ」が酷くなったと言いふらし、足腰も弱くなったと言い、奥さんに虐待を繰り返していたのです。

でも、その奥さんは「ちょっところんだ」とか「ちょっと滑った」とか老人を恐れてじっとウソをついて我慢していたのです。

もしかしたらこのまま殺されて、その原因を「妻の老衰」のせいにしていたかもしれません。


『 あなたなら 余命をどう過ごしますか? 』

若い女性にお金を使うのも良いでしょう。苦労して自分で貯めたお金なんですから。

でも、私が許せないのは自作自演をし、一生懸命支えて来た奥さんを「物」としてしかみていなかったことです。


食べ物もろくに食べさせていなかったようです。

奥さんのからだは 小さく小さく なっていたようです。


涙が出ました・・・・・・・・・・・・・・・

今までは「ちょっところんで」と言っていた奥さんは、自分の娘や孫から「おばあちゃんのことは絶対に私達が守るから、本当のことを話して」と言って、初めて「おじいちゃんに打たれた」と大泣きしたそうです。

悲し過ぎます・・・・・・・・・・・・・・・

私は、奥さんの残りの人生が幸せに送れるように、勉強しようと思いました。

今まで何十年も一緒にいた人に虐待された、奥さんの心に刻まれた深いギズを癒し、

穏やかに暮らせるように。



こんな私が人の心配できるのかが心配ですけどね。
でも、頑張ります。