家庭訪問型個人レッスン（笑）しているＫさんのことを少しだけご紹介しますね。
私からみればピチピチのギャル（死語？）年代の女の子。
昨年９月、ギターを習いたいから・・と呼ばれお邪魔したのですがアコースティックギターでした。
半年ほど基礎的なことをして様子みましょう～と思っていたところ、私の持って行くクラシックギターの音色に興味が移り今年になってからクラシックギターに転向しました。
アコギの姿勢とは違うので今年から改めて第一歩でした。
仕事の関係上爪を延ばすことが出来ないので指頭弾きしています。
音色的にはあまり期待できないのでは・・と正直思っていました。
私の右手で爪が伸びていないのは小指だけ。。（これも気分次第で伸ばしていることもあります。）
その爪なし小指でタッチの角度をいろいろ変えて彼女に聞いてもらいました。
この音はどぉ？これは？
爪なしでも角度によって音が違うことに気が付いたようです。
それで実践してもらったら１０回に１回はびっくりするほど良い音が出て来ました。
もう少し深くかけてみて！少しだけ強く弾いてみて！やや斜め方向に弾いてみて！
きれいな音を求めていろんな角度からチャレンジ。
この時のギターを持つ姿勢をクラシックギター姿勢に整えていないとこの事は意味ないですけどね。
タッチの練習は５ポジション音階を使って③弦から弾いています。
音を意識したレッスンに切り替えて２週間目でほぼ改善されていきました。
そして昨日は『さくら』をきれいな音色で弾いていました。
アコギ志向の子だから日本古謡の『さくら』ではありません。
森山直太郎の『さくら』 ♪ぼくらは きっと待ってる 君とまた会える日々を・・
この曲を出した時に『桜シーズンが終わるまでには弾こうね～♪』と言ってありました。
そして
ＧＣサルビアで録音した三部合奏の『さくら』 を練習ＣＤにしてねと渡してありました。
葉桜になってしまったけどどうかな・・と聞いてみるとお見事！
きれいな音色のまま最後まで弾き切っていました。パチパチパチ
こう言うのすっごく嬉しいですね。
どうしても弾きたいという思いでやり遂げて行くんです。
大丈夫！まだ東北地方には桜は咲いていないから間に合ってるよ～です。（笑）
きれいな音色で弾く、それがクラシックギターの基本だと思ってるのでこの日は感激の日でした。
