
親というのはありがたいものです。
母が大昔の写真を大切に保存していてくれたのです。
昔の自分の写真はどこかに紛失したと思っていました。
娘は私をありがたく思うのか心配になりました。

私は白黒写真の時代に、かなりリッチな家に姉二人に続き生まれたのでした。
家は経済的には没落いたしましたが、姉二人はこの写真にふさわしい品格の
人に成りました。
何故か私は成人前後の下品な目覚めの影響で
この写真に眼をそむけたくなる男に成りました。
母にして見れば慙愧に堪えないことでしょう・・・・

そんな取り返せない過去を思っておりますと可愛げな封筒が家に届きました。
娘の友人から娘への手紙だろと思ったら・・・なんと!娘から!

木と布で出来てるクリスマスカードです。

仕事で休む間のないことは知ってましたが、文面を見てかわいそうで切なくて
ありがたくて、大家さん(妻)と顔を見合わせました。
母に同様なカードを贈ったことはない事と
母が私の写真を見て何を思ってきたのかを
娘は教えてくれた気がします。
写真を見てくださってありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。




