70年代のハードロックに比べたら、メロディアスになっていると思うが
ハードロック的な哀愁、渋さ、格好良さを感じさせてくれる
80年代のお気に入りアルバムを並べてみた。
・TRIUMPH「SURVEILLANCE」('87)
TRIUMPHでHRらしいと言えば「NEVER SURRENDER」('83)以前のアルバムだろうが
メロディアス系が好きな自分としてはメロディアス化した「THUNDER SEVEN」('84)
以降が好み。その中でも「SURVEILLANCE」は、かなりハマり込んだアルバム。
普通メロディアス化すると落ち着いた雰囲気になったりするものだが
このアルバムの場合、HRらしい武骨さと美しいメロが同居しているのが素晴らしい。
愛聴盤。
・UFO「MISDEMEANOR」('85)
正統的なHRに少しメロ要素もあるというレベルだと思っていたのだが
結構キーボー度が高くて、予想以上にメロ要素が高くて満足であった。
しかも MICHAEL SCHENKER時代のような哀愁を感じさせるところもあって
自分としては、そこが堪らない。
MICHAEL SCHENKER時代のアルバムと比べても遜色無いくらい気に入った。
・GRAND PRIX「THERE FOR NONE TO SEE」('82)
このバンドの2nd。NWOBHM系バンドの1つらしいが
自分の中でこのアルバムの哀愁度はHRという位置付け。
最初はそれほどでも無いと思っていたが徐々に良くなって今では愛聴盤。
とにかく哀愁、泣きの雰囲気が素晴らしい。HRとしても渋くて格好良い。
3rd「SAMURAI」('83)は、もっとメロ度アップ。こちらもそれなりに好きなアルバム。
・FASTWAY「WAITING FOR THE ROAR」('86)
このバンドの3rd。1st「FASTWAY」('83)、2nd「ALL FIRE UP」('84)は
LED ZEPPELIN風のHRであったが、この3rdではKeyを入れてメロディアス化。
5th「ON TARGET」('88)では完全にハードポップ化しているが、3rdではまだ
HRの重厚感が残っている感じ。3rdも結構キーボー度が高い。
5thは最高にお気に入りのアルバムだが、この3rdもメロディアスながらも
HRの格好良さも同居していて良い。
・GAMMA「GAMMA 2」('80)
このバンドの2nd。70年代の泥臭さを残したHRアルバム。
随所に Keyが入っているので、それなりにメロディアス。
70年代の MONTROSEと比較しても、もっと泥臭いというか垢抜けない感じ。
曲は全般的に良いし、自分としては垢抜けないのも好きなので気に入っている。
3rd「GAMMA 3」('82)では、HR度が減退して、いにしえメロ化。
・BLACKFOOT「HIGHWAY SONG LIVE」('82)
この流れでいったら当然メロディアス・ファンに人気の「SIOGO」('83)ということ
になるのだろうが、自分としては「SIOGO」の良さがまだ分かっていないので
とてもお気に入りのこのライヴ盤を挙げる。これ、最高に格好良い!!(^^)
・WAYSTED「THE GOOD THE BAD THE WAYSTED」('85)
こちらも流れでいったら、メロディアス化した 3rd「SAVE YOUR PLAYERS」('86)
ということになるのだろうが、自分としてはやはり2nd「THE GOOD~」が渋くて
最高に格好良いので好きだ。BLACKFOOTと同系統のダミ声、叫びヴォーカル
なので、そっち系が受け付けない人は駄目だろう。
3rdではVoが代わり、音もだいぶ違う系統になっている。