人間長くやってますと「え~!そーだったの!」って事がありまして、自己陶酔型の人や、
うぬぼれ屋さんの事を“ナルシスト”だと思ってたんですが、正しくはナルシシスト【narcissist】
ってんですって(;´Д`)「シ」が一つ多いのね、へぇ~。
で、そのナルシシスト君に遭遇しちゃったですよ。
いえ、良いんですよ、自分をより良く人様に見て貰いたいってのは、自然な事だと思いますし、
身綺麗にするってのはマナーとしても大切だと思います。
ただ時により傍目で見てると「うわぁ(;´Д`)」って場面が…。
鉄肝の頭の上には耳が出てまして、髪を切るには大変に苦労する頭であります(;´Д`)ガゥ。
そんな私が梅雨時のムシムシで鬱陶しくなりまして髪を切って貰いに出かけました。
「いらっしゃいませ、ただ今満席ですので少々御待ち下さいませ」何度か御願いしている美容院の
待合室で雑誌など読んでおりますと、もう一人男性のお客さんが入店し、私と同じく待合室に
案内されてます。この時には何も感ずる事無く、平穏な?日常だったんです。
「御待ちどうさまでした、どうぞ」快適なイスに案内され「今日はどのようにいたしましょう?」
美容師さんがきいてくれます。
「えーと、前髪が落ちて来ても視界に入らないようにして、全体的に短くて多めにすいて
軽くして下さい、えーと、とりあえずそんな感じで、バランスはお任せします」
ザックリしたイージーなオーダーですが何時も過不足無く仕上げて貰ってます(´ー`)ノ
私のオーダーが終わるか終わらないかってタイミングで、私の後から入店したお客さんが、
右隣のイスに案内されて来ました「今日はぁ、特に何も決めて来てはいないんですけどぉ」
男性なんですが、なんつーか妙に粘ついた喋り方をされる…心が女性ってワケでは無さそう…、
「う~ん、ここを長めに残しつつも、ここは短めみたいな?」
「何かすんげぇ面白そうだ隣の人」
非常に高度?な感じのオーダーを、担当した美容師さんに言ってます。
らちが明かないと思ったのか美容師さんが何か本みたいな物を持って来て、彼に見せてます。
「そーそー、ここはこんな感じで、ここだけパーマ掛けてもらって…」
「部分パーマすんの?(;´Д`)視界の端に入って来るのは前髪触ってる君なんだが」
ジョッキン・ジョッキン気持ちの良い音で私の髪は切って貰ってます、何時もなら心地良い
ハサミの音を聴きながら目を瞑って至福の時なんですが、今日は隣が気になって仕方が無い、
切って貰ってるので顔を向けて隣を見る事が出来ず、会話と視界の端にチョコっとだけ入る
彼のトリッキーな動きに神経を集中します。
「ここを、こーしたら僕に似合うと思うんですよ、逆にこーするのも冒険だけど」
「僕に似合うんだ(;´Д`)冒険しちゃうんだ」
「ここをフワッとして貰ったら、凄く引き立つんです、フワッてゆーかホワッて…」
「ちくしょー、俺なんてすっかりモワッとしてるよ(;´Д`)どんなヤツなんだよ、顔見てぇ」
「とゆうわけで、ここは短くて、ここは刈り上げ、ここにパーマでフワッ、ここから流して…」
「君は、何になろうとしてるんだよ(;´Д`)何処を目指してんの?」
彼がオーダーを伝え終わったのは、すっかり私のカットが終わった頃、なんだかんだで15分くらい、
短く長く・パーマだウエーブだ・フワッとだとか希望満載、物理的に髪の長さが足りない部分が
あるらしくオーダーの最後に「そーゆー事で」と言った彼の口調は落胆の色が…。
隣から慎重に慎重に髪を切る音が聴こえます、そりゃそーですよね(;´Д`)美容師さん
気の毒に…。
そして彼はイスに案内されてからズーーーーーっと足を組んで座ってる、衣服に切った髪が
付かないように首に巻いてくれるケープの裾から右足だけが外に出ていて、卸したてみたいに
眩しく白いスニーカーが見えてる。
あれほど髪型に五月蝿い君なのに、良いのか?その見事に白いスニーカーに、絶妙なルートで
滑り落ちてきた切った髪が、山盛りで乗っているのは(;´Д`)
私の方は洗髪になります、今がチャンスです!顔を…
人様の顔をドーだとか言える立場じゃございません、更には美しいってのは主観的なモノで
ありますので、他の方が御覧になられたら私とは違う感懐を御持ちになられるでしょう。
叱られるのを覚悟で鏡に映った彼の御尊顔を拝見した感想を申し上げます…
「岩?」(;´Д`)フワッて…ゴリッの間違いじゃ…。
「御世話になりました、サッパリしました♪」
会計を済ませ外に出て単車の横で出発すべくヘルメットを被る私、ガラス越しに見える店内で、
カットが終了、身を乗り出し、鏡に顔を擦り付けんばかりに近付いて、前髪の長さを
チェックしている彼と、背後で側面と後部を見せる為の鏡を持って、立ち尽くしている
美容師さんの姿が…。
出来上がりを怖いモノ見たさで見てみたかったのですが、あまりに失礼だったので止めました。
なんか可愛そうに思っちゃったですよ(;´Д`)美容師さんは勿論ですが、彼は「あるべき自分」を、
現実よりも凄く高い所に見てるんじゃないかと、それを追うのは切ないなって。
大きな御世話ですけどね(;´Д`)あ~ビックリした。
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。
うぬぼれ屋さんの事を“ナルシスト”だと思ってたんですが、正しくはナルシシスト【narcissist】
ってんですって(;´Д`)「シ」が一つ多いのね、へぇ~。
で、そのナルシシスト君に遭遇しちゃったですよ。
いえ、良いんですよ、自分をより良く人様に見て貰いたいってのは、自然な事だと思いますし、
身綺麗にするってのはマナーとしても大切だと思います。
ただ時により傍目で見てると「うわぁ(;´Д`)」って場面が…。
鉄肝の頭の上には耳が出てまして、髪を切るには大変に苦労する頭であります(;´Д`)ガゥ。
そんな私が梅雨時のムシムシで鬱陶しくなりまして髪を切って貰いに出かけました。
「いらっしゃいませ、ただ今満席ですので少々御待ち下さいませ」何度か御願いしている美容院の
待合室で雑誌など読んでおりますと、もう一人男性のお客さんが入店し、私と同じく待合室に
案内されてます。この時には何も感ずる事無く、平穏な?日常だったんです。
「御待ちどうさまでした、どうぞ」快適なイスに案内され「今日はどのようにいたしましょう?」
美容師さんがきいてくれます。
「えーと、前髪が落ちて来ても視界に入らないようにして、全体的に短くて多めにすいて
軽くして下さい、えーと、とりあえずそんな感じで、バランスはお任せします」
ザックリしたイージーなオーダーですが何時も過不足無く仕上げて貰ってます(´ー`)ノ
私のオーダーが終わるか終わらないかってタイミングで、私の後から入店したお客さんが、
右隣のイスに案内されて来ました「今日はぁ、特に何も決めて来てはいないんですけどぉ」
男性なんですが、なんつーか妙に粘ついた喋り方をされる…心が女性ってワケでは無さそう…、
「う~ん、ここを長めに残しつつも、ここは短めみたいな?」
「何かすんげぇ面白そうだ隣の人」
非常に高度?な感じのオーダーを、担当した美容師さんに言ってます。
らちが明かないと思ったのか美容師さんが何か本みたいな物を持って来て、彼に見せてます。
「そーそー、ここはこんな感じで、ここだけパーマ掛けてもらって…」
「部分パーマすんの?(;´Д`)視界の端に入って来るのは前髪触ってる君なんだが」
ジョッキン・ジョッキン気持ちの良い音で私の髪は切って貰ってます、何時もなら心地良い
ハサミの音を聴きながら目を瞑って至福の時なんですが、今日は隣が気になって仕方が無い、
切って貰ってるので顔を向けて隣を見る事が出来ず、会話と視界の端にチョコっとだけ入る
彼のトリッキーな動きに神経を集中します。
「ここを、こーしたら僕に似合うと思うんですよ、逆にこーするのも冒険だけど」
「僕に似合うんだ(;´Д`)冒険しちゃうんだ」
「ここをフワッとして貰ったら、凄く引き立つんです、フワッてゆーかホワッて…」
「ちくしょー、俺なんてすっかりモワッとしてるよ(;´Д`)どんなヤツなんだよ、顔見てぇ」
「とゆうわけで、ここは短くて、ここは刈り上げ、ここにパーマでフワッ、ここから流して…」
「君は、何になろうとしてるんだよ(;´Д`)何処を目指してんの?」
彼がオーダーを伝え終わったのは、すっかり私のカットが終わった頃、なんだかんだで15分くらい、
短く長く・パーマだウエーブだ・フワッとだとか希望満載、物理的に髪の長さが足りない部分が
あるらしくオーダーの最後に「そーゆー事で」と言った彼の口調は落胆の色が…。
隣から慎重に慎重に髪を切る音が聴こえます、そりゃそーですよね(;´Д`)美容師さん
気の毒に…。
そして彼はイスに案内されてからズーーーーーっと足を組んで座ってる、衣服に切った髪が
付かないように首に巻いてくれるケープの裾から右足だけが外に出ていて、卸したてみたいに
眩しく白いスニーカーが見えてる。
あれほど髪型に五月蝿い君なのに、良いのか?その見事に白いスニーカーに、絶妙なルートで
滑り落ちてきた切った髪が、山盛りで乗っているのは(;´Д`)
私の方は洗髪になります、今がチャンスです!顔を…
人様の顔をドーだとか言える立場じゃございません、更には美しいってのは主観的なモノで
ありますので、他の方が御覧になられたら私とは違う感懐を御持ちになられるでしょう。
叱られるのを覚悟で鏡に映った彼の御尊顔を拝見した感想を申し上げます…
「岩?」(;´Д`)フワッて…ゴリッの間違いじゃ…。
「御世話になりました、サッパリしました♪」
会計を済ませ外に出て単車の横で出発すべくヘルメットを被る私、ガラス越しに見える店内で、
カットが終了、身を乗り出し、鏡に顔を擦り付けんばかりに近付いて、前髪の長さを
チェックしている彼と、背後で側面と後部を見せる為の鏡を持って、立ち尽くしている
美容師さんの姿が…。
出来上がりを怖いモノ見たさで見てみたかったのですが、あまりに失礼だったので止めました。
なんか可愛そうに思っちゃったですよ(;´Д`)美容師さんは勿論ですが、彼は「あるべき自分」を、
現実よりも凄く高い所に見てるんじゃないかと、それを追うのは切ないなって。
大きな御世話ですけどね(;´Д`)あ~ビックリした。
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。