賞味期限

我が家の暗黙の了解のひとつに、賞味期限の切れたものは「長男」が食べる、というのがあります。「長男」と「」をつけると本物ではない感じがしますが、正真正銘の22歳の人間です。

うちの奥様はおいしそうなものを買ってくると、「だめよ、買ってきたばかりだから」と言ってなかなか食べさせてくれません。特にデザート系は監視か厳しい。それでいて食べるのをすぐ忘れるし、1日でも賞味期限が過ぎると食べません。

だから長男は冷蔵庫でめぼしいデザートを見つけると、賞味期限を確認→見えない奥に移動→冷蔵庫を閉める、と言う行動に出ます。先日その現場を押さえると、「だめだよ、まだ賞味期限切れていないから」などと言うので、「オレは賞味期限内に食べる」と稼ぎ手の当然の権利を主張しましたが・・・。

そしていよいよ時計が12時を回って日付が賞味期限を過ぎると、いきなり立ち上がり冷蔵庫の奥からお目当てのデザートを出して、「あっ！それ買ってあったんだ」と言う母親の声を尻目に「はい、もう僕のものー！」と言う顔で食べ始めます。

ヤツの許容範囲は「2日」ぐらいあるらしく、先日もおとといの日付のパンがあったので、「johnにやっちゃいなよ」と言うと、奥様いわく「だめよ、おなか壊すから。あの子が食べるでしょ」と。

長男はすごいヤツです。