あるサイトにこんな記事がありました。
東証は速度が遅くキャパが小さい為に評判が悪かったシステムを更新し、アローヘッドと名付けた超高速の取引システムを導入しましたが、執行が速い一方で、価格形成を歪める問題点が浮上しています。東証社長はアローヘッド導入で海外からの要望が強いアルゴリズム取引を取り込む事が可能となり、出来高の倍増すら期待出来ると発言しました。しかし、ここに大きな落とし穴がありました。東証は2年連続で赤字となる見込みで上場構想が遠のくばかりとなっており、出来高を伸ばして黒字体質を築くことに熱心な余り、「株価は参加者が企業の適正な評価を考えて形成されるもの」という基本を逸脱してしまったようです。
問題となる取引は注文が一方向に殺到する場面で1秒以内の瞬間に株価が急落したり急騰することです。東証が130億円の開発費をかけただけあって、アローヘッドの処理速度は1秒の500分の1という速さです。注文が殺到する場面では1銘柄の取引が1秒の間に数10回も成立することがあります。注文量が多いほど取引所と証券会社が儲かる仕組みですから、優先順位は執行の速さに置かれたのでしょう。
品薄銘柄が乱高下するならともかく、日経平均採用銘柄のような主力株がこれまでの値動きでは想像できないような乱高下が繰り返されています。例えば、2月1日の富士フィルムの例では、まず28円高の2921円で寄り付き、その後下げに転じ、10時50分に急落し、瞬間的に寄り付きから200円以上も安い2712円まで下げました。大引けは23円安の2870円と平凡な動きでしたので、参加者の正常な評価で付けた安値ではなく、秒単位で売り注文が集中し、一時的に買い注文が薄い価格帯に突っ込むことで急落した機械的な安値と見ることが出来ます。参加者が安い場面に気付いたとしても安値は1秒以内か数秒で終わり、実際に買える価格ではありません。事前にプログラムされたアルゴリズム取引や逆指値を叩いたことによる自動発注が突然の安値を付けたに過ぎません。
昨日の大引けの数秒間で実際に急落場面をみましたNTTです
2日間のチャートを載せましたが4000円前後で推移してた株が数秒で3875円まで下がり、ないとこ安値引けでした。
これをみてプログラム売りだと思いました。
左側の15時の小さな線が引け値

東証は速度が遅くキャパが小さい為に評判が悪かったシステムを更新し、アローヘッドと名付けた超高速の取引システムを導入しましたが、執行が速い一方で、価格形成を歪める問題点が浮上しています。東証社長はアローヘッド導入で海外からの要望が強いアルゴリズム取引を取り込む事が可能となり、出来高の倍増すら期待出来ると発言しました。しかし、ここに大きな落とし穴がありました。東証は2年連続で赤字となる見込みで上場構想が遠のくばかりとなっており、出来高を伸ばして黒字体質を築くことに熱心な余り、「株価は参加者が企業の適正な評価を考えて形成されるもの」という基本を逸脱してしまったようです。
問題となる取引は注文が一方向に殺到する場面で1秒以内の瞬間に株価が急落したり急騰することです。東証が130億円の開発費をかけただけあって、アローヘッドの処理速度は1秒の500分の1という速さです。注文が殺到する場面では1銘柄の取引が1秒の間に数10回も成立することがあります。注文量が多いほど取引所と証券会社が儲かる仕組みですから、優先順位は執行の速さに置かれたのでしょう。
品薄銘柄が乱高下するならともかく、日経平均採用銘柄のような主力株がこれまでの値動きでは想像できないような乱高下が繰り返されています。例えば、2月1日の富士フィルムの例では、まず28円高の2921円で寄り付き、その後下げに転じ、10時50分に急落し、瞬間的に寄り付きから200円以上も安い2712円まで下げました。大引けは23円安の2870円と平凡な動きでしたので、参加者の正常な評価で付けた安値ではなく、秒単位で売り注文が集中し、一時的に買い注文が薄い価格帯に突っ込むことで急落した機械的な安値と見ることが出来ます。参加者が安い場面に気付いたとしても安値は1秒以内か数秒で終わり、実際に買える価格ではありません。事前にプログラムされたアルゴリズム取引や逆指値を叩いたことによる自動発注が突然の安値を付けたに過ぎません。
昨日の大引けの数秒間で実際に急落場面をみましたNTTです
2日間のチャートを載せましたが4000円前後で推移してた株が数秒で3875円まで下がり、ないとこ安値引けでした。
これをみてプログラム売りだと思いました。
左側の15時の小さな線が引け値
