犬ってとっても律儀だから、自分に優しかった人や気にかけてくれていた人には、最期に別れの挨拶をしたいみたいです。
このわんこちゃんもそうだったんですね。
もっと生きて、みんなと楽しかったときのように駆け回りたい、でも、もうできない、今までありがとう、の涙だったと思います。
私も何頭ものわんこちゃんに亡くなる前の日に挨拶をされたり、亡くなった瞬間に挨拶に来られたり、色々ありました。
その中には、ただ、道で出会うだけで、おはよう、と言っていただけのわんこちゃんもいてね。
うちの犬も、亡くなる寸前まで会いたい人がいたんだけど、その女性は絶対に来ないだろうと思われ、私は連絡しなかったんです。
だって、その女性、自分の家で飼っていたわんこちゃんの最期を見るのがつらいからと看取ることなく、動物病院に遺体の処理まで頼んだ人ですから。
そういう人に知らせて、来ないことが分かれば、うちの犬はとっても、気落ちするだろうと思って;;;
動物の気持ちを裏切りたくない、最期まで見守ってやりたいというのが私の気持ちです。
つい、この間、近所のわんこちゃんが亡くなって、昨日、荼毘に付されました。
亡くなったのを聞いてすぐに、花束を持って行きました。
花を選ぶときには、このわんこちゃんにしてやれる最後のことだと思うと、胸がいっぱいになって、この花もその花もとたくさんの花を盛りました。
動物の死って、ある意味、人間の死よりも悲しく、万感の思いがこみ上げてきますね。