とこを癒したい

三連休最後の日、今日はさっさと出ていれば、姑とこのいる病院へ行けたにちがいない。

迷いがあったからだ。

数日前、夫は一人で病院を訪れた。

お疲れ様ね、どうだった？と尋ねた私に、彼は浮かぬ顔で、もう行くのやめよかなとこたえた。

何しにきた、もうバスの時間でしょう、私は眠いのよと、ツレナい態度だったとか。

持って行ったお菓子が気に入らなかったとか？息子にだけは甘えられるから、うっかりととってしまった態度なのか。

まぁ、とにかく、体の怠さの抜けないのも手伝って、ダラリとしてしまったのだ。

そうしているうちに昼を過ぎ、夫も家事に精を出しており、私も見かねたベランダのゴミたちや溜まった埃を掃除しだしたので、今日は出かけないことに。

前日もリビングで書類の整理などした。その際に手に取った、姑とこからの預かり物、アクセサリー。

トルコ石のブレスレット、

翡翠のリング、

チェーンネックレス。

ネックレスはペンダントヘッドを別に誂えようと思っていたのだろう、普段使い用の取り置きと思われる。

トルコ石のブレスレットや翡翠のリングは、実に姑とこの物らしい。

お洒落、独特の装いが出来る人なのだ。