音がうるさいんですよ、そう聞いたことがあった。
それぐらいの知識しかなく、レントゲン結果をしげしげと見た担当医師から、
「よく見えないからMRI撮って」と言われて向かったのが
スキャンセンター。
主要な駅付近に点在し、姑 とこが以前行ったところを選択。
足が痛いのだから、駅に近いところがいいと思ったのだ。
夫はせっせと調べて会社に近く、MRIスキャンを受けられる病院を検索して
知らせてくれた。
が、担当医を変えたくない私は、会社寄の先の駅のその病院の
サイトをちらと見ただけでそこへ行こうとはしなかった。
私が選んだスキャンセンターは、渋谷だ。
出口から1分とはいいながら、新南口までかなり歩く。
私は会社をお昼に出て、渋谷に向かった。お昼ご飯を渋谷で済ませることに。
サポーターが障るのか、足の甲がむくんで
若干痛みと痒みを感じる。
食事を終えて、そこから7~8分歩いて新南口へ。
渋谷のバスロータリーからかなり離れている。
場所はすぐにわかった。
設備は新しく、動きが機敏な若いスタッフばかり。
いろいろな年代の人が待合室で待っている。
名前や病歴などを渡されたシートに書き込んで、
トイレ行って待つ。
10分ほどもすると、撮影する箇所を特定するためだろう、
医師の診察があった。
呼ばれて診察室へ行くと、そこにはとても若い医師。
若いのはいい。たぶんしっかりされているんでしょ、
私が、自分の顔が笑っていないか気を引き締めなければと
思ったのは、その医師が、超小顔に青い首ギプスだったからだ。
(医者の不養生?)
そしてもう一つ、いや、わたくし、他人様のこと言えないけど、
言うわね。
ヘアスタイルが中学生かってくらい色気なしのストレートぼさぼさ。
きっと、超忙しいんだよ。
さて実際にMRI装置のある部屋に行くまでに、
お決まりのことを言われる。
「時計や宝飾品など外してください」
「ポケットの中は何もありませんか」
「ペースメーカーなど身体に埋め込むタイプの装置の使用はありませんか」
と、尋ねられる。
持ってないです、何もないです、使用してないです、
そのたびに真面目に答える。
そして、ついに呼ばれていろんなものを遮断しそうな重い扉の向こう側へ、
MRI装置とご対面。
あの大きなわっかに吸い込まれるような寝台付きの装置だ。
スタッフはせっせと狙った部位の画像が明確に映るように
二人がかりで準備をしていく。
私は足関節なので、くるぶしのあたりに重石を載せられた。
ひんやりして気持ちいい。
三人目のスタッフにヘッドホンを渡され、
「音がうるさいのでヘッドホンつけさせていただきます」
私を呼び出したスタッフが
「20分ほどかかります、何かあったら呼んでください」
とドアを閉めて行った。
なんかあるのか??
…結局何もなかったけど、
色々な音がするので、これは?!呼ぶべき??とか
迷っちゃった。
音は、ビープ音に似ているような。わりと低音のガーって音。
単体の音ではない。これが高い音なら、パイプオルガンって言ってもいい。
デジタル機器の、動いてます的な音だった。
時々他の音もした、けどヘッドホンから流れてくる癒しの曲が
ボーカルの入っているものではなく、ピアノとか
クラシックでもない何か眠りを誘う曲で、
ついつい、眠くなって、足も固定されていて動きようがないし
ああ、もう眠れる…と思った時、
「はい、終わりましたよ~」
の声を聞いてハッと覚醒した。
ああ、惜しい。実に惜しい。気持ちいいところだった。
CDROMにデータを入れるので20分ほどお待ちくださいと、
受付の女性に言われる。
帰り、二つに折られてコンパクトになったピンク色の封筒を
受け取って、さて渋谷駅から帰ろうとして、
駅の構造が複雑なのを忘れていた。
私が使う私鉄への通り抜けは、無料ではなく、
通行料が発生するのだ。
140円だったかな。
電子カードではそのまま自動改札通れないので窓口で清算した。
窓口の人も、あちゃーって同情してくれたけど、
まけちゃくれなかった。決まりだもんねぇ。
私も足が痛いのじゃなきゃ、戻ったけど。
そんな初MRI。
翌日には結局受診できなかったのと、
作られたギプスの出来が…不満でして。
夫の勧めに従っていればなぁとちょっと反省。
また別途。
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