新宿駅西口のロータリーの端っこから、都庁方面へ向かって「動く歩道」が設置されている。エスカレーターの平坦なバージョンだ。
あれを見ると、正直、「ちょっとどうなの、この税金の使い方って?」と言いたくなってしまうのだが、都庁に向かう人が駅からあまり疲弊せずに都庁に来られますよ、ということなのだろうか。立派なお城へようこそ、というわけか。都庁に勤める職員のためだけ、ではないのだろうと思う。
まぁあれだけのタワーだもの、働いている人だけでも相当だろうし、訪れる人も多いと想定しているのだろうねぇ。実際私も今年の春先に1度、友人とランチのため展望室を訪れているし。確かに眺望抜群でしかも無料で入場できる。
今日は所要があって都庁を訪れた。夫と一緒に連れ立って。
手続きの後、待ち時間が30分はあるとのことで、手続きのある第二庁舎側のホールから、第一庁舎のほうへ移動してみた。
すると、明らかに第一庁舎のホールは涼しい。
そして、ブルーの制服を着用した警備員の数が多い。
正面玄関となる立体ロータリーに直結する玄関ホールでは、30~40メートルはあろうかという吹き抜けの天井、中央に配されたモニュメントや受付の黒い大きなテーブルなどを裏側から見る位置に、白いレザーの背もたれなしの長椅子が一か所に集められていた。そこで座って涼む私たちに、なにやら、警備員以外にも数名、しきりと時計をみたり、スマホを手に連絡を取っていたり、白いワイヤレスのイヤホンを装着した人がいて、警備員に何か伝えたりしている。
夫がふと、「誰かくるんじゃないの?」という。
そういわれると、確かに、なんだか場の空気がピリピリしている。
私は暑さにぼうっとなっていて、モニュメントの向こうの、二重になったガラスの大きなドアの向こうに立体のロータリーが見え、そこをぐるりと回って車が玄関に横付けするのにやっと気が付いた。
時計を見ると15時過ぎ、「おっ、何やら黒塗りの車が来ましたぜっ」というと、夫もどれどれと向こうをみやる。
が、降りてきたのは女性二人、それに子供二人。外国人らしい。ランニングにハーフパンツや6分丈のジーンズにサンダルというリゾートビーチにでもいるようないでたち。女性のうち一人は右腕の肩から手首の少し上ぐらいまでみっしりとタトゥを入れていた。都庁を見に来た子連れの観光客だ。なんか、さすがKYというか、ところかまわず、というか。そこがいいところか。
「なんだ、黒塗りってハイヤーじゃん」
「ハイヤーならだれでもあそこに横付けしていいの?そういやさっき白のミニバンが走り抜けていったけど、なんでもかんでも入って来られるんじゃあ、このガラスのドアをぶち破って突っ込んでこないともかぎらない、ガソリン満タンにして!」
「…ドラマの見すぎだから」
なんて言ってると、しばらくしてさらにピリピリとした雰囲気に。。
スマホの人が少し自分の立ち位置を変えていたり、イヤホンの人が警備の人に目くばせしたのかどうか、警備の人たちの動きがそれまでと変わった。
ニュースでみるワンシーンのように、車から複数人を引き連れ、降りたってホールを横切って行ったのは、やはり、小池百合子都知事だった。
いつも思うけど、足がきれ~。白のタイトスカートがよく似合ってる。
スマホの人やイヤホンの人がすすす~っとホールからいなくなった。
第二庁舎に戻ると、こちらのホールは、あ~っつい、のである。(外に比べればまだ気温は低いみたいだけどね)
小池氏が通るだけでも第一庁舎のホールを冷房しなくてはいけないのかな?
私たちは行きと同じルートの「動く歩道」のないワンデーストリートを通って帰路へ。こちらのワンデーストリートは大江戸線の改札にも近い。都庁の職員はひょっとすると「動く歩道」以外を通って通勤せよとか指導されているのかも。
「動く歩道」のほうはもっと暑いだろうが、この地下道も暑かった。しかたない、夏だもんね。
展望室には無料で直通エレベーターで入れるので東京見物なら都庁も予定に入れるとよろしいかも。無論、実務をしているフロアは管理されている。いまや登庁するには通行証をもらって警備員が常駐するゲートを開けてもらわないといけない仕組みだ。
ちなみに、都庁第一庁舎、第二庁舎は遠くからでもよく見える。外見は派手なほうなのでわかりやすい。
建物内部もそれなりに派手だ。ホールに居て眺めていると、ああ、バブルっぽい装飾があちこちに。
建設された当初は、バベルの塔を文字って「バブルの塔」と呼ばれたんだって。
納得である。
あれを見ると、正直、「ちょっとどうなの、この税金の使い方って?」と言いたくなってしまうのだが、都庁に向かう人が駅からあまり疲弊せずに都庁に来られますよ、ということなのだろうか。立派なお城へようこそ、というわけか。都庁に勤める職員のためだけ、ではないのだろうと思う。
まぁあれだけのタワーだもの、働いている人だけでも相当だろうし、訪れる人も多いと想定しているのだろうねぇ。実際私も今年の春先に1度、友人とランチのため展望室を訪れているし。確かに眺望抜群でしかも無料で入場できる。
今日は所要があって都庁を訪れた。夫と一緒に連れ立って。
手続きの後、待ち時間が30分はあるとのことで、手続きのある第二庁舎側のホールから、第一庁舎のほうへ移動してみた。
すると、明らかに第一庁舎のホールは涼しい。
そして、ブルーの制服を着用した警備員の数が多い。
正面玄関となる立体ロータリーに直結する玄関ホールでは、30~40メートルはあろうかという吹き抜けの天井、中央に配されたモニュメントや受付の黒い大きなテーブルなどを裏側から見る位置に、白いレザーの背もたれなしの長椅子が一か所に集められていた。そこで座って涼む私たちに、なにやら、警備員以外にも数名、しきりと時計をみたり、スマホを手に連絡を取っていたり、白いワイヤレスのイヤホンを装着した人がいて、警備員に何か伝えたりしている。
夫がふと、「誰かくるんじゃないの?」という。
そういわれると、確かに、なんだか場の空気がピリピリしている。
私は暑さにぼうっとなっていて、モニュメントの向こうの、二重になったガラスの大きなドアの向こうに立体のロータリーが見え、そこをぐるりと回って車が玄関に横付けするのにやっと気が付いた。
時計を見ると15時過ぎ、「おっ、何やら黒塗りの車が来ましたぜっ」というと、夫もどれどれと向こうをみやる。
が、降りてきたのは女性二人、それに子供二人。外国人らしい。ランニングにハーフパンツや6分丈のジーンズにサンダルというリゾートビーチにでもいるようないでたち。女性のうち一人は右腕の肩から手首の少し上ぐらいまでみっしりとタトゥを入れていた。都庁を見に来た子連れの観光客だ。なんか、さすがKYというか、ところかまわず、というか。そこがいいところか。
「なんだ、黒塗りってハイヤーじゃん」
「ハイヤーならだれでもあそこに横付けしていいの?そういやさっき白のミニバンが走り抜けていったけど、なんでもかんでも入って来られるんじゃあ、このガラスのドアをぶち破って突っ込んでこないともかぎらない、ガソリン満タンにして!」
「…ドラマの見すぎだから」
なんて言ってると、しばらくしてさらにピリピリとした雰囲気に。。
スマホの人が少し自分の立ち位置を変えていたり、イヤホンの人が警備の人に目くばせしたのかどうか、警備の人たちの動きがそれまでと変わった。
ニュースでみるワンシーンのように、車から複数人を引き連れ、降りたってホールを横切って行ったのは、やはり、小池百合子都知事だった。
いつも思うけど、足がきれ~。白のタイトスカートがよく似合ってる。
スマホの人やイヤホンの人がすすす~っとホールからいなくなった。
第二庁舎に戻ると、こちらのホールは、あ~っつい、のである。(外に比べればまだ気温は低いみたいだけどね)
小池氏が通るだけでも第一庁舎のホールを冷房しなくてはいけないのかな?
私たちは行きと同じルートの「動く歩道」のないワンデーストリートを通って帰路へ。こちらのワンデーストリートは大江戸線の改札にも近い。都庁の職員はひょっとすると「動く歩道」以外を通って通勤せよとか指導されているのかも。
「動く歩道」のほうはもっと暑いだろうが、この地下道も暑かった。しかたない、夏だもんね。
展望室には無料で直通エレベーターで入れるので東京見物なら都庁も予定に入れるとよろしいかも。無論、実務をしているフロアは管理されている。いまや登庁するには通行証をもらって警備員が常駐するゲートを開けてもらわないといけない仕組みだ。
ちなみに、都庁第一庁舎、第二庁舎は遠くからでもよく見える。外見は派手なほうなのでわかりやすい。
建物内部もそれなりに派手だ。ホールに居て眺めていると、ああ、バブルっぽい装飾があちこちに。
建設された当初は、バベルの塔を文字って「バブルの塔」と呼ばれたんだって。
納得である。
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