自然の驚異

　こんばんは　薪焼きピッツアの童人夢農場です。
昨日、小田原の酒匂川で起きた痛ましい事故は絶対に防げた事故でした。
なぜ、数年前の丹沢、山北の中洲事故と道志川の事故の教訓が生かされなかったのでしょうか?　残念です。
　死者に鞭打つようですが、これは人災で自己責任でなくなってしまったとしかいいようがありません。
　川に入るとき、僕は必ず上流の山を見ます。　雲が掛かっていないか?
川の色は濁っていないか?　　
　神奈川の川は全長が短いので、上流で雨が降れば３０分もしないで中流域に増水した水が流れてきます。　　普段穏やかな流れでもいったん増水すると、その強さは、急増します。　膝に水が掛かってくると大人でも立っているのが辛くなります。　さらに川底の石が動きます。　子供なんて簡単に持っていかれてしまいます。
　昨日はおそらく山は見えなかったのではないでしょうか?　さらに雲も暗い色をしていたと思います。　　十分危険は想定できていたはずです！

　道志川の事故のときは、早朝から警官や地元民が注意を呼びかけていたのに無視をして、亡くなってしまいました。
　そして１５～２０ｋｍながされて秋に津久井湖で遺体が発見されました。
はっきり言います。「大ばか野郎」です。
　そしてそのために動員される警官、消防官、行政の職員、さらに消防団員。
特に消防団員は完全なボランティアです。　手当てはでますが出動一回で２０００円ていどですよ。
息子も団員で召集されました。　もちろん店の仕事は出来ません。
その保障などしてもらえません。（たしか３日間は出ていました）危険だってあります。
　今回も今日遺体が川底から発見されましたが、大勢の団員の皆さんが文句も言わずもくもくと探していたと思われます。

　やむおえない突発事故ならば、喜んで働きますがこんな事故はいやです。

　今日も猛暑でした。　まだまだ残暑は続くようですが、くれぐれも自分の安全は自分で確保してください。
川の場合、中洲や低地は危険です。　　さらに落雷の恐れもあります。
自然の愉しさの後ろに常に危険が牙を剥いているのをお忘れなく！
これもまた、子供たちの学習としてみんなで研究してみてください。

　川・山遊びの後は童人夢農場で美味しいピッツアを召し上がれ！　　ＣＩＡＯ